今回のトイレットペーパー騒動は、情報災害というか人的災害というか、まあそこまで実質的な被害は無かったのですが、デマに流される人が一定数いるという事を念頭に置いて、何でもない時に何かあった時への備えをしておくことの重要性について認識した出来事でした。

 

本格的な災害の場合は別として普段から出来る備えとしては、普段食べたり使ったりするものを少しだけ余裕を持って買っておくということ。

それは人それぞれですが、それにプラスしてあってもいいなというものが個別包装のパックされた「餅」です。

賞味期限が長く、賞味期限が近づいたからと言って努力して無理に食べる必要も無く、普通に焼いて食べてもいいし、うどん等に入れたら力うどん、鍋に入れるのもいいですね。

ワッフルメーカーに挟み込んでモッフルを作るのも良し。

バターでもマーガリンでもジャムでも生クリームでも、惣菜でも色々組み合わせられます。

災害時にはその状況に応じた食べ方にて。

 

 

それと、災害時にはわりと乾物系のカップラーメン等が多くなり、新鮮な野菜が手に入りずらくなる可能性もあるので、その場合におけるビタミン補給について考えてみました。

 
「保存食」のひとつに発芽能力を持った植物の種も入れておき、種と水を入れただけで育つスプラウトキットのようなものがあれば、被災地の食糧事情(主に栄養バランス)は少しは改善できるのではないかと。
カイワレ大根ですら収穫まで1週間〜という状態なのでその実効性については大したことではないかもしれませんが、それが育つのを見ることによって精神的なケアにも繋がるかなと。
最後はふわっとした話ですが、そんな余裕があってもいいかなと。
コンテナ形植物工場が乗り入れた方が、物量的には現実的かもしれませんけどね。
それはそれで、その分の電力を被災地に回せと言われそうな気もしますが。
 
 
 
以下、今回考えたあれこれ。(蛇足ともいう)
 

カイワレ大根の種(農薬処理されていないもの)を何袋か入手しておけば、その場で新鮮な野菜が食べられる様になるかなと。

ただ、調べてみると少々難もあり、まずは収穫までに1週間〜ということと、水耕栽培であれば毎日の水換えが必須だということ。

土で育てれば毎日の水やりは不要になるかもしれませんが、その土はどこから持ってくるのか衛生的な担保が取れるのかどうか。

基本的には野菜は土で育てるので大丈夫だとは思いますが、土で育てた場合には火を通した方が無難かもしれません。

カイワレ大根を火に通すとか普段ならまずやりませんが、食中毒を起こしてしまっては元も子も無いので。

 

その点、水耕栽培であれば生で食べられる可能性は高まりますが、毎日の水換えが必要でそれに伴って飲料水をある程度消費してしまうのが難点で水換えをしなければ食べる以前の問題になりそうですし。

微生物が多そうな土よりも循環しない水の方が腐りやすいという不思議。

台所で水に付けた洗い物は、10時間後には・・・という(詳細は検索してみてください)話があるので、むしろ無菌状態に近いほうが特定の微生物が増えやすいということなのかなと思いつつ。

 

実は、今回既にカイワレ大根の種を買っていて、その前に大豆も買っていてもやしを作ってみようかと画策していたのですが、大豆もやしの育成方法を調べた所、そのあまりの手間の多さに断念しました。

衛生的に作るには1日3回の洗浄が必要とか、非常時にそんなことが出来るはずも無いと思ったので。

購入した大豆はいずれ蒸すか茹でるかして食べるか、水耕栽培の実験やプランターで枝豆作りの実験でもしようかということで予定中です。

 

結局の所、災害時におけるビタミン類の補給対策については1週間待てる状態で清浄な水がそれなりにある場合であればカイワレ大根等のスプラウトでも可。

ただし、その衛生状態には気をつけるという所ですね。

 
日頃から家庭菜園及びプランターやペットボトル等で育てていればタイムラグは最小限で利用できると思いますが。
普段からやっていることなので、育てる手順も解っていて無事育つ確率も高いかなと。
 
 
ということでやっぱり日頃からの継続が基本ですね。
そしてそれらが全て利用できなくなった時は、その時出来ることをやるのみ。
 
 
(追記)
乾物ですが、昔ながらの保存食で海苔があったことを思い出しました。
カロリーはともかく、食物繊維とビタミンが豊富でかさばらないという非常食に加える候補にうってつけの物です。
もちろんこれも普段から食べていてお腹の調子も良いので、常に予備があります。
 
ということで、昔ながらの保存食も見直してみようと思います。