昨日は、部屋の模様替え(大掃除)に伴い、学習机の解体が行われました。

 

妻と子どもで「自分たちでやる!」という事で、その際にホコリも出るからということで私は家から追い出されたのですが、その結果が想像を超えることになりました。

10数年前に買ったものではあったのですが電動ドライバーでも回せないネジが出てきた結果、「ネジが錆びて外せなくなっている!」と思い込んだ2人は、まだまだ荷物がある部屋の中でノコギリで解体するという暴挙に。

 

それを知ったのは、机の解体方法位知っているだろうし(←それが甘かった)そろそろ終わってもしかしたらクリーンセンターに持ち込んだ後かもしれないという時間になって帰ってきた後。

ノコギリを使うにしてもせめて家の外に出してからにしてくれ、いやそれ以前に私に一言連絡してほしかったという所。

「ホコリが出る」のその意味が、「新たなホコリを大量生産する」ということに変わった出来事でした。

 

部屋の中でその様な事をした場合、起こる可能性が高くなることの一つとして家電製品の故障が考えられます。

実際、以前似たような事をした時にブラウン管時代でしたがテレビの起動時間が長くなるということがありました。

(おそらく内部の基盤にホコリが降り積もっていたということなので、今考えると最悪発火の危険性もありました)

微細なホコリがいろんな所に降り積もり入り込む事になるので、もしそれをやらなければならない事になった時には、動かせるものを全部部屋の外に出し、動かせないものは目張りして完全密封し、床や壁を(可能なら天井も)覆った上で通気を良くして実施したほうが無難です。

もっとも、通気に際して他に風が通り抜ける部屋がある場合にはその部屋に関しても同様の対策を実施したほうがいいと思います。

 

 

そして、本日2つ目の学習机を解体しました。(本日は当然ノコギリなし)

2人が錆びて外せなくなっていると思い込んでいたのは画像中央のネジ。

 

 

ネジを見慣れていると、それが妙に大きい(アンバランスな)事に気づくのですが(画像右上の2つが通常のネジで、切れ込み部分と縁の間は比較的狭くなっています)、慣れていないと無理かなとも思いつつ。

 

アンバランスの理由は他にも有り、ネジは通常板厚の2.5〜3倍の長さを使用してその裏側の支持部材に固定することが普通なので、このネジの裏側がただの板の表面で何も無いということも通常のネジではないということを示しています。
 

ネジの表面をよく見ると、矢印の様な模様も確認できます。

 

矢印のような模様は、このネジを嵌める時に「これを固定する側の板の方に向ける」ということを確認するためのものです。

板を固定する時にはここに空いていた穴にそれを嵌めた後に時計回りに半回転程度回すだけなので、画像の状態から固定された右側の板が抜ける様にするためには、ネジを半時計回りに半回転回すだけで目的が達成されます。

むしろ、これを反時計回りに回し続けようとしても回りません。

だから「錆びて外せなくなっている」と思い込んでしまったのだと思いますが、そこからいきなりノコギリに走らなくてもと思いつつ。

せめて検索してくれという状態でしたが、後の祭り。

 

このネジ的なものを半時計回りに半回転回した後は(それはそのままでOK)、右側の板を引っ張っれば簡単に外れます。

そしてその後は、外した板の方に長く飛び出したネジが出てきます。

こちらもその頭に十字の切れ込みが入っていてドライバーで回せるようになっているので、それをこれまた半時計回りに回して取り外すことで、安全に持ち運びが出来る状態になります。

 

 

このネジは向きが違う板(支えと天板等)をつなぐだけでなく、同じ方向の板同士をつなぐ場合にも利用されていて(画像は本棚部分の上下接続部)、

 

 

中ではこんな感じではまっていました。

 

 

これを回転させることで、左側のボルトの頭が引っかからなくなるので取り外す事が出来る様になります。

 

 

取り外した後に、角度を変えてみたのがこちら。

 

 

この様に、ちょっと変わった形をしています。

 

なお、補強のため、その他のネジやダボ(下記画像参照)などで補強されている場合もあるので、上記のネジを回転させても引き抜け無い場合には、他の面にも同様のものがないか、ネジで止められていないか、揺すれば開いてくるかどうか等を確認して解体する必要があります。

 

 

同様の接続方法を使用している家具は結構多いので、知っておいて損はないと思います。

 

 

 

その他、ただの記録。

 

本日、ブーンのエアコンフィルターを交換。

距離は109000km。

1年5ヶ月ぶりの交換でした。