ふと、実家に帰った時の事を思い出したので。
毎回実家に帰る度に大掃除になるのですが、カーペットは特に油断大敵です。
掃除機をかけて表面的に綺麗になっても、それは表面だけ。
そこは〇〇の巣窟です。
コロコロ(粘着テープ)を使ってみるとわかります。
そこから終わりの見えない無限ループに突入することもしばしば。(いずれ途中で妥協しますが)
それはそうと、カーペットは強力な粘着力を持ったコロコロでやればいい、ということだけではないということに気づきました。
実家のカーペットはカーペットブラシが使用できないループタイプ。
いっそ、新しいカーペットに買い換えてしまおうかとも思いましたが、どうせ綺麗なのは買い替えたその直後だけなので毎回労力はかかるとはいえ今の所は掃除する方を選択しています。
で、強力な粘着力で根こそぎと行きたいところだったのですが、実際に使用してみると向き不向きがあることに気づきました。
強力な粘着力を持ったものは絡みついていた髪の毛等を強力に引き剥がしてくれます。
その代わり、カーペットの繊維もそれなりにくっついてきます。
その反面、実は比較的小さいゴミは取れにくいということに気づきました。
比較的小さなゴミについては、むしろ粘着力が普通位のコロコロの方がよく取れました。
どうやら、強力な粘着力であるが故にカーペットから離れる最後までカーペットの繊維を引っ張り続けるので比較的小さなゴミが逆に取りづらくなっている模様です。
普通位の粘着力のコロコロでは、適度なタイミングで繊維を引っ張るのを止めるので比較的小さなゴミ(繊維よりも表面積が大きい)が楽に引き出されることになっているみたいです。
もっとも、普通ぐらいの粘着力のコロコロでは、絡みついた髪の毛等を引っ張り出せるほどの力は無いので両方を併用したほうがいいと思います。
併用といえば、コロコロを使用するとカーペットの奥からゴミが引っ張り出されるわけですが、その全てがコロコロにくっついてくれるわけではないので、掃除機による仕上げが必須になります。
順番としては、最初に掃除機をかけ、次に普通位の粘着力のコロコロで小さなゴミをあらかた取り、その次に強粘着のもので髪の毛等を取ってから、最後に再び掃除機をかけるという事になります。
実家の場合には普通の粘着力のコロコロの所で「無限ループかっ!!」という様な状態になるので、持ち手が1m位あるコロコロで気長に実施していますが。
一見、ゴミが無いかほとんど見えない所でもコロコロをかけると結構出てきたりするんですよね。
昨年ホコリ等のアレルギー状態になってから毎朝布団にコロコロをかけていますが、それを実感しています。
適材適所は1箇所1種類に限らず、1箇所複数種類という事もあるのだなと。
更にその順番も重要ということは、ものづくりや料理のレシピにも似ています。
その仕組みと起こっている事を理解するのは大事ですね。