先日再インストールをしたばかりですが、セキュリティを考慮して今度は最新版をインストールしました。

これまではアップグレードの設定でカーネルのアップデートを行わないことにしていたので。

 

最新版は「システムスナップショット」の機能により、アップデートによって何か不具合があっても過去の状態に戻せる様になっています。

 

 

ということで、今回実施した内容を再構成。

 

1 LINUX MintのISOイメージの入手

 『Download Linux Mint 19.1 Tessa』
 https://www.linuxmint.com/download.php

 

2 入手したISOイメージの真正性(Authenticity)をチェック


3 USBメモリを『USBメモリフォーマッタ』で初期化して、『USBイメージライタ』で書き込み

 

4 インストールするSSDのパーティションを削除

  再び、これまで使用していたSSDにクリーンインストールするので、SSDを取り外して外部接続とし、接続し直したHDDでWindowsを起動させ、SSDのパーティションを削除。

 

 スタートメニューからコマンドプロンプトを起動(cmd)させて実行。

 

 

  『DiskPart』を起動

   diskpart

  コンピューターに接続されているHDDとSSDを確認

   list disk

  パーティションを削除するSSDを選択し、*印が付いたことを確認

   select disk 1

   list disk

  その上でパーティションのリストを確認し、各パーティションを選択して削除する

   list partition

   select partition 1

   delete partition override

 

5 パーティションを全消去したSSDを接続し、USBメモリを刺して起動
  起動時のF2キーでBIOS画面でUSBからの起動を再優先に変更。

  ライブ(試用)環境が立ち上がる

6 デスクトップに表示されているディスクアイコンの「Install」をダブルクリックしてインストール開始。

 

 ※インストール手順の「戻る」を押すと、インストールに失敗することがある。

  その場合には、パーティションを削除する所まで戻ってから再度実施することに。

  パーティションを自分で設定してインストールする「カスタム」の場合にはどうなるのか不明。


  ディスクを暗号化する設定を選んだのでセキュリティキーの設定を求められる。

 

  ユーザー名を入力すると、自動的にコンピューターの名前も入力される(変更可能)
  ユーザーのパスワードを設定
  →これは、ログイン時及びアプリケーションやシステムの変更等を実施する場合に都度求められる
  その他、日本語を選ぶとかLVMを使用するとかサードパーティのドライバをインストールするとかいろいろ。
 
7 インストール終了
  「再起動しますか、このまま試用を続けますか?」

  そのまま再起動するとUSBメモリを外せない結果、再びライブ環境が立ち上がってしまうため、「このまま試用を続ける」とし、スタートメニューから(電源ボタンマークをクリックした先の)シャットダウンを探しだして実行するか、再起動の途中でF2キーを押して起動優先順位を変更。


8 今回は、再起動の途中でF2キーを押して起動優先順位を変更

9 セキュリティキーの入力を求められる
  →ディスクを暗号化しているため、その解除のために必要

10 ユーザーの選択
  ユーザー名を選択してパスワードを入力

11 起動完了

12 ファイアーウォールの設定
  スタートメニューの検索でgufwを入力、起動
  「home(自宅)」あるいは「パブリック」で、「ON」
  ファイアーウォール設定完了

 

13 アップデートマネージャーの設定 1
  デスクトップ右下の盾型アイコン(この時点では赤いバツ印が重なっている)をクリックするか、
  スタートメニュー → システム → 「アップデートマネージャー」を選択
  →先にシステムスナップショットの設定を求められる 

14 システムスナップショットの設定
  アップデートマネージャの所からオレンジの表示の所でOKを押して設定開始。

  RSYNC(同期設定) ←デフォルトで選択されている

  システムスナップショットの保存場所の設定 私の場合は容量最大の所を選択
  頻度と何世代保持するのかの設定
  「cronがメールを送るのを止める」のチェックはそのまま。

  まだまだ続きがあるけれど、意味不明のためここで「finish」

15 アップデートマネージャーの設定 2

  ソフトウェアソースの変更
  アップデートをどのサーバから実行するのかを選ぶ。(しばらく待つと横に通信速度が表示される)
  時間帯によって速度(順番)が変わる場合がある

 

  ※以前、サーバのメンテ中だったのかソフトウェアソースの変更のメッセージが出た時に焦って中○系のサーバに変更したところ不要な漢字フォント等をインストールされ日本語入力環境がおかしくなってしまった事があった

   基本的には国内サーバの方が安全かと

 

  パッケージを更新
  アップデートをインストール

  「このシステムは最新の状態です」

 

  デフォルトではアップデート情報の確認を起動10分後と2時間毎に実施するようになっていて、サーバーにも自分のパソコンにも負担がかかるので起動10分後と5時間毎に変更。
 
16 日本語入力メソッド
  単語登録が動作しなかったため、設定マネージャ→言語(言語の設定)→言語サポート→不足しているパッケージのインストール
  及び、パッケージマネージャにてmozc-utils-guiをインストール

17 FireFoxの設定
  ホームページと新しいウィンドウをカスタムURL→https://www.google.com/に変更

  Firefoxホームコンテンツからウェブ検索とハイライトのチェックを外す

  新しいタブにhttps://www.google.com/の項目を追加
  新しいタブの不要なサイト表示を閉じるで削除

  コンテンツブロッキングを『厳格』に

  FireFoxを閉じたときにCookieとサイトデータを削除する

  『ウエブサイトのログイン情報とパスワードを保存する』のチェックを外す

  FireFoxに記憶させる履歴を詳細設定する
  FireFoxの終了時に履歴を削除する

  許可設定(位置情報、カメラ、マイク)をブロック

  カスタマイズで、ツールバーにブックマークメニュー、履歴等を追加

  すべてのブックマークを表示を選択し、ブックマークをインポート(HTML)

 

  表示位置変更のため、スタートメニューから「設定」→「ワークスペース」、「余白」の数値を変更(我が家では左側を260)


18 ホームディレクトリ等を英語表記に
  今後、コマンド入力が必要になった際などに日本語表記だと面倒なので英語表記に変更。
 
  「LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update」のコマンドで一気に変更。
  もし中身が入っていたら、そのフォルダはそのままで新しく作成される。
 
  再起動後に「ホームディレクトリ」(日本語)表示のフォルダを削除。
  そして、再起動後に再び日本語に変更するかどうか聞いてくるので、再度聞いてこないようにチェックを入れ「変更しない」を選択する


19 テキストエディタ「LeafPad」のインストール
  フォントを「Takao Pゴシック」に変更
  作成したファイルを右クリックでプロパティから「これで開く」を「LeafPad」に変更。

20 ペイントソフト『KolourPaint』及び『Pinta』をインストール

  →インストールしたものの、『KolourPaint』はUSBからカメラ画像を読み込めず、『Pinta』はすぐに固まるので使えない。

 

 

 その後、ログアウト、ログインを実施。
 何かをインストールした後はログインしなおすか、再起動させることで動作が正常になることが多い。



21 デスクトップのアイコンサイズを変更
  デスクストップ上で右クリック「デスクトップの設定」→「アイコン」→アイコンのサイズを今回は42に

22 デスクトップにゴミ箱を表示
  「デスクトップの設定」→「アイコン」→「デフォルトアイコン」で「ゴミ箱」にチェックを入れる
 
23 電源管理設定でスリープまでの時間を変更

  スクリーンセーバーはデフォルトではインストールされていない

24 ClamTk(ClamAVのguiフロントエンド)をインストール

  アップデートマネージャでClamAVを検索し、ClamTkにチェックを入れてインストール


  「アップデートアシスタント」の所で「自分でアップデートする」を選択し、アップデートを実施。
  『アンチウィルスのシグネチャ インストール済』の数を確認。
 

 

前回の記録があったので、今回はかなり早く設定が完了しました。

やっぱり記録を残しておくのは大事ですね。

 

 

 

その他、

「Ubuntuではデフォルトでrootアカウントが無効になっています。
  これはセキュリティの都合上、rootで行う処理はsudo等で実行するという方針があるためです。」

ということを知ったので、rootパスワードの設定等についての記述を削除しました。

参考:『Ubuntu rootアカウントを有効・無効にする』