本日、外気温度が20℃になったのでブーンにエアコン漏れ止め剤を注入しました。
使用したのは以前記事にしていた『Dr.LEAK(ドクターリーク)』(過去記事に飛びます)。
0.5mmの穴まで塞げるという製品です。
外気温度が20℃になるまで待っていたのは、注入用のホースにガス補充時における注意事項として書いてあったためです。
フロンガスが気化する温度は−26℃ほどなのですが、気化する時に周りの熱を奪うので外気温が低い時よりもある程度高い時の方が缶を温めたりする必要もなく順調に注入できるだろうということで。
その結果、順調に10分ほどで作業が完了しました。(実働5分位)
以下、私が実施した際の手順など。
1 車のエンジンをかける
2 エアコンの送風(弱運転)
エンジンの暖気待ちと送風機の軸受け保護のため。
ムーブでエンジン起動直後にエアコンオート運転で最大風量となっていたことが続いた後、送風機の軸受け(?)から異音がし始めたことがあるので。
その後、エアコン起動時は手動で最低風量のまま数分運転させた後オートに入れる様にした結果、異音は収まりました。
3 注入用チューブの缶切りノブを左回しで全開(缶を装着した時に中にある針が刺さらないように引っ込める)とした後、「ドクターリーク」を装着。
4 ボンネットを開け、運転席側ヘッドライトの後方にある低圧側カプラ(「L」表示)のフタを外し、注入用チューブを装着(クイックカプラなので、外側のリングを引っ張った状態で押し込んでそれを離す)。
低圧側カプラのフタを外した時に何故か「プシュッ」という音と蛍光剤の緑色が。(画像は注入後に撮影したものですがこれとほぼ同じ状態でした)
もしかしたら、ここから漏れていた?(バルブコアからのリークはよくある話?)
この時の低圧側圧力はまだエアコンを動かしていないので、圧力がレッドゾーン(高すぎる)に入っています。
5 「ドクターリーク」の缶を少し弛めて「プシュッ」という音をさせて、注入用チューブの中の空気をパージ。
エンジンの音で音が聞こえなかったので、耳を近づけて確認しました。
6 車内側に移って、エアコンを最低温度、最大風量、内気循環(万が一漏れた時への備え)で起動、後部座席の窓を全開(一応実施)。
エンジン側に戻ってみると、
最近はコンプレッサーが頻繁に起動停止を繰り返し除湿効果が無くなって来ていたのですが、やっぱりガスが減っていたようで圧力がかなり低い状態になっていました。
7 「ドクターリーク」の缶をよく振って中身を混ぜあわせた後、缶を逆さにした状態で缶切りノブを右(時計回り)に回して缶に穴を開け、その後再び全開(左回し)。
8 「ドクターリーク」の缶を逆さにしたまま2分ほど保持。
少しずつ圧力が上がってきました。
最終的に、一応エアコンの運転に支障が無いブルーの所まで圧力が上がりました。
9 缶切りノブを右回しで全閉したあと、低圧側カプラからチューブを外す。
残圧で缶の方から薬剤が噴き出してくる事を防ぐため。
ということで、改めてこの状態。
10 フタを装着し、車内でエアコンから冷風が出ていることを確認しエアコンの設定等を元に戻して完了。
この結果、エアコンはまともに動くようになりました。
結果的に「ドクターリーク」に含まれるR-134aガスを30gしか追加していないのですが動くようになって良かった。
気温が低い時期にガス補充をするとガスを入れすぎてしまうことがあり、その場合は夏にガス圧が上がった時にエアコンが効きにくくなることがあるそうです。
理想的には夏の一番熱い時にガス補充をすれば入れすぎを防ぐ事が出来るそうですが、それまでエアコンを使わない訳にも行かず、入れた量も微量ですしメーター読みで適正範囲の少し下の方になっているので今回は大丈夫かなと。
薬剤を注入するだけならメーターとか不要だなと思っていましたがそれなりに使えますね、その値が信頼できる事を願いつつ。
最終的に、低圧側カプラのバルブコアはこのまま様子見として(ガスを抜かずに交換できる工具を持っている所でなければガス補充他かなり割高になるので)、結果が出るのは約1年後。
「ドクターリーク」の缶を廃棄準備として水洗いしてみた所結構ベタベタになったので、効果はありそうではあります。
2019.07.30 追記
注入後4ヶ月ほど経過して夏真っ盛りの現在、エアコンは問題なく動作しています。
2020.11.13 追記
2019年と2020年の夏は全く問題なく動いていましたが、最近若干ガスが減ってきた様な動きがあったため、オイル入りガスを近日中に補充予定。