今日はメーカーでは1年半ごとの交換を勧めているダイハツ・ムーヴのアイドリングストップ車対応バッテリー(M-42)に、新車から3年ちょっとで初めて補水しました。

バッテリーの寿命を伸ばすためにこの3年間実施していたのは、アイドリングストップ機能を使用しないことと、アルミシートでバッテリーの断熱・保温をしていること。

 

ただ、今回少々面倒だったのがバッテリーの搭載位置。

ボンネットを開けても補水するどころかレベルを確認することすらままならなかったので、10ミリのスパナを使って固定部分2ヶ所(フロントサスペンションの方は完全に取り外し、バッテリー付近の方は固定部分が外れる程度に弛めて)と電極の2ヶ所を外し(マイナス側が先、取り付け時はプラス側から)、車から取り外して対応しています。

 

その結果、液量は下限(LOWER LEVEL)ギリギリでした。

これについてはディーラー任せにはしない方がいいという所ですね。

ディーラー側としてはバッテリーを交換してくれた方がメリットが大きい訳ですし(なお、M-42では容量が最低限である模様。数年後の交換は純正ではなくECO.R Revolutionを予定中)。

エンジンの起動その他コンディションには問題なく、先日の車検でも電圧等問題なしとの事だったので、これ以上液量が減らない様に薬局で買ってきた「精製水」(500ml)を補充しました。

バッテリーに入っているのは希硫酸ですが、蒸発して減るのはそのうちの水分のみ。

そこに強化液等で希硫酸を加えた場合、バッテリーの濃度バランスが崩れてしまうという観点から。

もっとも、水を補充するのみでその後車を動かさなかったら、「成層化現象」と「サルフェーション」と「脱落」でバッテリーの劣化が一気に進むと思いますが。

 

参考:『バッテリーの劣化はなぜ起こる?』日立化成株式会社

 

全く話は異なりますが、太陽光発電のバッテリーも動かせないので、バッテリーの下部に穴を開けて空気をブクブク入れる事が出来るようにしてその寿命を伸ばしている方もいらっしゃる様です。

実際にやる場合、どのセルに入っていたのか判るようにして中の液を個別に抜いて横倒しにして底に穴を開け、漏れないようにエアを入れる配管を接続する・・・難易度高いですね。

逆止弁的なものを設置すればいいのかもしれないと思いつつ、もし漏れた場合には、、、。

 

難易度といえば、

ムーブに装着されていたM-42型バッテリーのフタはコインで開けるタイプではなく、つまみタイプで指で回せば簡単に開くもので車から外して出すことに比べれば難易度低。

 

その後はコイン式でもつまみタイプでも同じで、精製水の容器から直接入れるのはちょっと難しかったので、100均で買ってきた注射器タイプのスポイト(20mlの容量表示あり)でフタを開けた時に見える「 ( ) 」型の下部がギリギリ液面に付く位まで注水しました。

横からレベルが見えない時でも、その位置に調整すれば横から見た時のほぼ上限(UPPER LEVEL)になります。

その結果、6セルで約400mlが必要でした。

 

ディーラーに任せる所もあれば自分で確認する所もある。

タイヤの空気圧が4本でバラバラだったりすることもあったりするので、最低限の点検は自分で行っておいたほうがいいなと思いつつ。