イギリスのコロナ禍でのインフレ率は
2022年には9%を超えており
日本の2.50%と比較しても
異常な物価高騰が国民生活を圧迫。
ここ最近では2023年以降
インフレ率は落ち着いてきたものの
物価高騰による国民の生活危機への懸念は
依然として高く、国民が求めるものは
①経済対策②病院、ヘルスケアの整備
③インフレ、物価対策の順で国民の関心が高い。
そんな中で富裕層であるスナク政権の
支持率は低迷。
保守党の支持率は20%を切っているとされ
与党保守党の歴史的大敗が濃厚な状況でした。
選挙は7/4に行われ、大方の予想通り
保守党が大敗し労働党が第74代の
ブラウン政権以降、
久しぶりに政権を取り戻した形。
こうして第80代首相に
キア・スターマー氏が就任しました。
スターマーは出自はごく普通の労働者階級。
思想は中道左派でトニーブレアに近いとされます。
性格は謹厳実直、思想は常識人。
あとは政治手腕が問われるところです。
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キア・スターマー
1962/9/2
年 壬寅(甲) 劫財 傷官 沐浴
月 戊申(庚) 正官 印綬 死
日 癸卯(乙) *** 食神 長生
辰巳空亡 金箔金
宿命天剋地冲と立地反剋で
まさに野党側、改革者の宿命。
申月癸で水源あり、寅卯に流れる先あり、
あとは調候で丙が巡ればよいです。
父母蔵干で親を超える子、
母親は天剋地冲内部。
守護神は食神傷官ですから
話術が無いわけではないと思われます。
寧ろ話術の世界は天職になります。
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02 己酉 初旬天剋地冲
12 庚戌
22 辛亥
32 壬子
42 癸丑
52 甲寅 月天戦 東方洩天地比
62 乙卯 西方洩天地比 ★現在62歳
72 丙辰
82 丁巳
2024 甲辰 調舒中殺年に首相就任
普通命式ですので本来の守護神は火性で
72-91歳と守護神巡りが遅め。
初旬が全柱天剋地冲ですので
おそらく幼少期に相当苦労をしている。
それも初旬の西方は自分の蓄積ではないわけで
親家系の影響要素が強いです。
ただし二旬以降に社会に出ていく
逞しい力が備わるとされます。
継承運ではないですし
立地反剋ですので家系に留まらず
生家を出て陽転です。
北に石門があり平等性ある政治は可。
精神哲学が石門になります。
労働党党首として相応しい命式ではあるでしょう。
しかし気になるのは今年が甲辰なので
空亡年での首相就任。
部下運の中殺ですので人事で苦労します。
あるいは健康運を代償とするか、
口舌の害で失脚しやすいです。
(大体複合的に絡み合って
苛々したり感情を乱します。)
トランプの大統領就任も寿中殺でしたが
同じような流れですので
残念ながら長続きできない可能性が高いです。
直近ではテリーザメイの後、
EU脱退を推し進めたお騒がせ屋の
ボリスジョンソン、僅か一か月半で
辞任に追い込まれたリズトラス、
富裕層出身で国民の信頼を得られなかった
リシスナクとイギリスの政界も
混迷期の様ですが、スターマーも
就任時期を見ると今後問題が多くなると予想されます。
就任時期を度外視しても
準二重天剋地冲がトップに立つのは
あまり推奨は出来ないです。