いよいよ盛り上がってきた東京都知事選は
明後日7/7が投票日。
七夕決戦などと言われています。
ビッグデータで見ますと
有権者からの候補者への関心は
トップ3に大きく偏っており、
世間から一番関心を集めているのは
石丸信二、次いで蓮舫、さらに
小池百合子、次に桜井誠、田母神俊雄、
ドクター中松、、と続きます。
小池百合子、蓮舫を超える関心度の高さとなった
石丸信二氏は元広島県安芸高田市長。
京都大学経済学部を卒業後、
三菱東京UFJ銀行に入行し
2014-2018年はアメリカで転勤生活。
帰国後は東京在住、2020年に地元広島の
安芸高田市長選に立候補するために
急遽退職して地元に帰り出馬。
8/9に前副市長との一騎打ちで
2732票差で勝利し市長に就任。(2020庚子)
以降2024年の任期終了までの四年間で
市の花火大会の中止、中学校の統廃合、
婚活事業の廃止、美術館や老人福祉センターの廃止、
観光協会の廃止など諸処の予算カットで
市の財政健全化を目指すも
コロナ禍の支援金が出た2021年を除いて
財政の黒字化は達成できていない。
財政健全化の現実的実績は殆ど出せていないが
それよりも世間の耳目を集めたのは
苛烈な批判力で、新聞記者や
地元議員を罵倒する動画が拡散されて
Youtubeなどで再生数が伸びた。
安芸高田市の公式Youtubeチャンネルは
登録者が20万人をこえて自治体の
公式チャンネルの中では全国最多を記録。
一方で市長と議会の対立は深刻さを極め
市議との名誉棄損訴訟にまで発展している。
というわけで性格が極端であり
賛否両論分かれる人物の様です。
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石丸信二
1982/8/12
年 壬戌(辛) 正官 偏財 養 空亡 干合支合
月 戊申(戊) 傷官 傷官 沐浴
日 丁卯(乙) *** 偏印 病
戌亥空亡 炉中火
申月の丁で秋の焚火。
節入りから浅いのでほぼ土旺。
東南の傷官は気勢が強く出ます。
これが苛烈な批判力の源泉です。
加えて生年中殺部分を見ますと
牽牛中殺の所有ですので反権の質を持ちます。
組織の中にあって組織を批判する事は
異端視されるのは致し方ありません。
傍目には苛烈な批判力と我儘さで
極身旺のようにも見えますが、
実際には身弱命式であり、性格の棘は
反権、反骨精神の強さ、
批判精神の強さが原因ですので
壊す力はあっても生み出す事や
和合協調することが出来ないことは
孤独の道に進むタイプになります。
完全主義ゆえに自分の首もまた締めていく。
寛容性のなさが課題です。
極は西方龍高でこれが守護神でもあります。
改革革新の知恵、創造性をもち
自ら専門知識をも学ぶこと、
海外に出る事でも開運になります。
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最近の世の中はSNSの発達に伴い
理論的意見(水性)よりも突発的な
感情論(火性)が世間を賑わせやすく、
知的レベルの低い争いになりやすい。
その点では傷官的な感情論は
大衆支持を集めやすく、この人のように
東南調舒星などはそういう事を得意とします。
弁舌は得意ですから弁護士などでも
それなりに成功したでしょう。
ただし忌神傷官ですから口舌の害は
人生に付きまといます。
組織の中でトップが集団和合を乱し、
自ら異分子となることは
果たして行政にとって良い事なのかどうか、
その辺を考えるとなかなか
活用が難しい人です。
頭の回転や話術は良いが、本来は個人業が良く、
神経質な批判力と、寛容性の欠如により
組織で人材を育てていく器では
無いと見たほうが良いかもしれません。
周囲から見れば一緒に働きたい同僚ではないでしょう。
命式を観なくても毒にも薬にもなる
苛烈な人物であることは明白、
都民が現在の都政にどれだけ
不満を持っているかにより、
不満度が大きければ蓮舫、石丸の
どちらかが下剋上することもあり得るでしょう。
運気的には蓮舫氏が不利、石丸氏は普通。
当選予想は結局小池百合子かな?
と言ったところです。