本日2022年7月8日、
奈良市内で演説中の所を背後から
発砲され、病院搬送されるも心肺停止。
夕方に死亡確認。享年67歳
犯人は元海上自衛隊員の41歳の男、
自宅に爆発物所持、自作の散弾銃を隠し持ち
後ろから静かに近づいて二発発砲。
奈良市での演説は前日に決まったといいますから
それ以前から自宅で武器を作製していた
危険人物だったと言えるでしょう。
歴代首相の暗殺は64人中7人。
伊藤博文、原敬、高橋是清、犬養毅、
濱口雄幸、斎藤実、
ここに安倍さんが加わってしまいました。。。
********************
安倍晋三
1954年9月21日
年 甲午 偏財 印綬 沐浴
月 癸酉 傷官 敗財 帝旺
日 庚辰 **** 偏印 養
申酉空亡 生月中殺
大 庚辰 日律音
歳 壬寅 食神 絶
月 丁未
日 壬戌
もう何度も見ていますので
細かいことは割愛しますが、
ポイントは
①生月中殺に逆らった生き方をしている
②その反動は寿中殺、健康と寿命を代償にしやすい
③2020年庚子の年天戦で総理を引退。
しかしそのまま政権内部に留まり
安倍派の領袖として権力を保持しようとしてしまった
⇒天剋地冲の未消化
こういうことが要因となってきます。
つまり、2020年の年天戦地冲で
完全に政治家の道を隠居していれば
ここまでの禍とはならなかったはずです。
(元々政治家の道を継ぐこと自体が
生月中殺という宿命への反逆)
安倍さんは財界の絡みで
算命学のアドバイザーがいたようですが
その辺伝えられていたのかどうか、、
今となっては遅いのですが、、
またもう一つの間接的要因として、
自民党の天剋地冲が巡っていた昨年、
どうも大きな禍が出ないと思っていましたが、
ここに来てあまりに大きな破壊現象となって
自民党を震撼させたといえます。
俯瞰しますとこの事が一体何に
目を向けなければならないことなのか、
気付いているのはごく一部の人だけの様です。
今回の事件は一人のサイコパスの
独断的暴走と多くの人が見るでしょうが、
実体的には歴史は繰り返しているのであり、
五・一五事件の犬養毅、
二・二六事件の高橋是清、斎藤実の時と同様、
根幹の要因は社会に見捨てられ
現在の社会に絶望した一部の者の
社会的反乱であり、陰陽隔絶が根源なのです。
それをもたらしたのは直近要因は
バブル崩壊⇒橋本政権時代の失政
⇒小泉政権、竹中平蔵時代の
中間所得層の大幅な減衰、
また資本主義による貧富格差の拡大と、
それを是正しようとしない
政治に対する国民の完全な失望感が
社会全体の諦念意識として
30年間脈々と日本全体に流れています。
これをより悪化させたような社会が
アメリカですが、戦後日本は
アメリカをモデルとしてこれをトレースして
進んできたのですから、当然の失敗なのです。
1つの懸念は今後日本も庶民層と特権富裕層の
対立が深まる可能性があります。
プリウス老人や桜を見る会、皇室までもが
世間から叩かれるのもひとつの前触れでしょう。
もはや庶民層にそれを許容しておける寛容性や
余裕がないのです。
この政治不信を打開し、日本独自の
成功モデルを構築できるカリスマが現れない限り、
日本に明るい展望は持てないでしょうし、
同じような事件は続く可能性があります。
無差別通り魔や電車内での放火、焼身自殺なども
実は同じカテゴライズが出来ると言えるでしょう。
日本社会で居場所を無くした人間たちが
自殺でなく、他殺という手段で社会に
復讐を試みている。
これに社会がどう向き合うのか、
という課題に対して、常に目を反らし続けてきた
政治が今後何を出来るのか、それが一つの問いです。
ただ今回の件で一部の自民党の中堅議員たちが
覚醒するかもしれません。
勿論党内で一致団結はするでしょうし、
悲しみに触発されて少しはまともになる
かもしれません。
それすら期待するだけ無駄か、、
小沢一郎がそのこと(自民党はこの事で力を増す)
に触れて批判されていましたが
まぁ選挙屋らしいパワーバランスの見極めで
仁徳云々を抜きにすれば、正鵠を得ています。
いうタイミングを完全に間違えてますけどね。
******************
安倍さん個人の宿命に戻りますと
特徴として酉月庚で月令あり身旺、
守護神は東方正官で社会において
組織に忠する生き方が人生を安定させます。
ちなみに奥様も月令ありの身旺ですが
この二人は天剋地冲夫婦です。
奥様は家柄の良さが宿命に出ており
知恵者であり、組織に関わることも向いています。
実は安倍さん以上に人付き合いがうまく
政治家向きかもしれません。
安倍さんの月柱帝旺は中殺により
天将中殺の保有です。
もともと帝旺自体が一か八かという星ですが、
天将中殺には極端な成功、不成功があり、
その中間の中庸がありません。
戦後最年少での首相就任(52歳)から
歴代最長の総理大臣となり、
最後は大きな不幸で人生を閉じてしまった、
まさに波乱万丈の人生は
天将中殺の宿命を
大きく消化したと言えるのかもしれません。
ご冥福をお祈り申し上げます。