【ファットスキーってどうよ?】はじめてのファットスキーその選び方【おすすめの太さ?】 | lumevangis ~ 雪の囚人 ~ (雪猿挽歌)

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こんばんは、爺ぃです。


今夜の小ネタは、、、

ファットスキーってどうよ?

についてお送りしてまいります。



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ラインのマグナムオーパスが、
爺ぃのデブ板1番機。


長さ
188cm

サイドカット
148/124/126



こちらの記事は、ファットスキーに興味があるけど乗ったことない、少しだけ借りたことはあるけど、どんなだったか覚えてないという方向けです。


すでにデブ板ホルダーの方は意見の相違もあるかもしれませんが、ぜひ生暖かい目でお付き合いください。



【ファットスキーとは】

新雪を滑るための太い板。
太さの基準として良く言われるのがセンター幅。特殊な形をした板も中にはありますが、一般的にはスキー板は板のトップとテールの幅より真ん中の幅が狭くなってます。その一番狭い真ん中の幅がどのくらいってところで板の浮力の目安にしています。当然、太い板は新雪に浮きます。


爺ぃの認識としては、

センター幅100mmあたりからセミファットスキー、さらに太くなって120mmあたりからファットスキーと呼びます。センター100mmあれば十分その恩恵には預かれますが、ディープパウダーや重い雪になれば、さらなる浮力が欲しくなる。・・・と、最初に型落ちのセンター100の板を履いた爺ぃが言ってみる。


もっと太い板も存在しますが、とりあえずCoCo壱番屋カレーの辛さ表示程度に意識してください。




【ファットスキーの楽しさ】

お里で送る日常生活を肥溜めだとすると、ファットスキーで滑る雪山は、ここは天国・桃源郷。フワフワの雪の中、普通にロングできます。特別に注意して乗るようなポイントもなし。何も考えず、楽しさを感じた者勝ち!あ〜っ、もう里には降りたくない。
・・・かなりマヂ。



【ファットスキーあるある】


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フラットに立ってみると、じぶんの足裏のセンターラインの左右差に気付かされます。爺ぃの場合は右足はどセンター、左足は板のセンターより内側に立ってる感じがしました。これはマグナムオーパスがって話ではなく、爺ぃの身体のバランスの問題です。

足裏に幅のあるボードを括り付けて歩くことを想像してみてください。片やど真ん中に足があり、片や右寄りに足がある。この状態で左右均等の滑りになるよう調整するイメージが必要になります。


もし、立った状態で左右差のある方でしたら、爺ぃと同じような意識的な調整は必要になると思います。


これがデモモデルの板などでしたら、センター幅は80mmを切ってくるので、板も左右差に合わせて自然にオフセットして立つことになると思います。結果、立っている状態で左右差を感じることはないでしょう。


左右差を感じなかった方、おめでとうございます。歪みのないのがいちばんです。そうは言っても、ファットスキーの左右差の気づきは、板2本分が1本の太さならではのお話かなと。日常から左右差を意識してバランスを心がけて生活なんてなかなかできないですし。


この許容できるギリギリの幅までが、恐らく履ける板の太さの限界になるかもしれません。小柄な方でセンター幅が130mmオーバーの板は厳しいかも。


逆に、体重が軽ければ必要とする板自体の浮力も少なくて済むはずなのでもう少し幅の狭い板も候補にできると思います。


長くて太いのは正義と言いながら、やはり滑りは道具と身体とのバランスだろうともっともらしいことのたくってみる。


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フラットバーンを滑る時に乗るポジションですが、マグナムオーパスではロングターンもショートターンも、テール側をしならせるイメージにすると喰いつき感が出て調子が良かったです。

特にショートターンでは左右の足の長さを変える。ターン中の内股関節のたたみ込みを意識すると板の動きが良くなりました。

ファットスキーに乗ることでの気づきはあります。出来ればファットスキーを出すのは鬼パウの当たり日にしたいものです。



【結論】

ファットスキーは振り回せる最大限の太さが楽しい。短くても長さは180cmは欲しい。シーズン通して一本で滑るなら整地向きに振るのもありだけど、滑るシーンをパウダーに絞って選ぶ方が、THE DAYに当たった時の満足感が桁違い。

底につかないくらいのパウダーでは道具のアドバンテージが技術を軽く超える世界。太いのは正義!長いのは大義!!あとは気に入った板との出会いがあれば、全て揃います。

サイケなコスメも大人なコスメもありますが、デザイン気に入らない板ではテンションあがりません。あと、パウダーバスケットは大きなものにしておかないとコケた時に起き上がる際に難儀します。バスケット交換のできるストックも多いので、ここはキッチリ仕上げたいところ。



ひたすら雪の中を落ちていく感覚は、

最高でしょう!!



整地も普通に滑れるという雑誌の評価のある板は爺ぃは敢えて外すことをオススメします。使い分けた方が楽しめるというのがファットスキーを履いてみた個人的な感想です。


結論の結論。

センター幅120mm±10mmあたりの板で、コスメの気に入ったもの。振り回せる範囲で太くて長いものを選ぶのがしあわせ度高し。

トップロッカーにするかフルロッカーにするかは、考え方次第ですが、パウダー以外滑らないという漢ならフルロッカーもありだと思います。


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