【初心者向け】ホットワックスのススメ | lumevangis ~ 雪の囚人 ~ (雪猿挽歌)

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お疲れ様です爺ぃです。

今回はホットワックスを小ネタにして
みたいと思います。


(ご注意)

こちら、これまでホットワックスを
かけたことがない方に向けた記事に
なります。あれこれ突っ込みどころ
などもあるかと思いますが、どうぞ
御容赦ください。



ホットワックスとは、固形ワックスを
スキーアイロンで溶かしてスキー板に
塗りつけるというマニアックなお仕事
です。ワックスを掛ける理由は、板の
保護と単純に滑るようにするため。


ゲレンデで滑りたての板は冷え冷えに
なっているので、保温室などで暖めて
から作業するのが吉です。



まずは、必要なお道具など。


ワックス塗るだけならスキー板を固定
するバイスはなくても大丈夫です。



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【スキーアイロン】

温度設定が出来る優れもの。
・・・って、アイロンなら温度が
設定できて当たり前ですよネ。



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【ワクシングペーパー】

ワックスを伸ばすのに使います。
これを敷いてアイロンを動かします。



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【ワックス】

ベースワックスと滑走ワックスとが
あります。
ベースワックスを掛けて、剥がして
滑走ワックスを塗るのが基本的。


ワックスは高いものは天井知らずで
あります。
車のエンジンオイルと同じで、ある種
神話の世界。

こだわればどこまでも良いものはあり
ます。お高いスタートワックスとかも
1回くらいは試してみたい爺ぃです。




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グラファイト入りのワックスを
かけるとペーパーは真っ黒に。


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アイロンが温まったところで、固形
ワックスを当てて溶かします。

まずは100度設定でやってみます。
硬いワックスでなかなか溶けなければ
120度くらいまで様子を見て、試して
ください。

溶けたワックスを板にワックス垂らし
その上にワクシングペーパーを敷いて
アイロンを充ててゆっくり動かします。
アイロンは板の上に置いたら必ず動かし
続けるようにしてください。
置きっぱなしにするとら滑走面を焦が
して駄目にしてしまいます。
とはいえ、ほんの少しで焦げたりは
しませんのでご安心を。


今回は先にワックスを板に薄く直塗り
してます。

このあたりはワックス節約術?になり
ますが、思い切りワックスを塗っても
最後は剥がすことになるので、程々に
塗るようにしましょう。


ベースに硬いワックスを入れると持ちが
良いとタニー王子に教わりました。


今回はあるもので作業しているので、
オーソドックスにベースワックスと
オールラウンドの滑走ワックスを使用
しました。


ワックスを掛ける前に板をクリーニング。
爺ぃの場合はリムーバーを軽く振りかけ、
キッチンペーパーで拭き取って乾いたら
作業開始です。


リムーバーを使う派と使わない派があり、
使わない派理論ではせっかくワックスを
塗って作った滑走面のワックスを剥がす
ことになるのでリムーバーは使用しない
そうです。

板のクリーニングはベースワックスを
塗って、浮いてきた汚れを除去すれば
確かにリムーバーは不要かも知れません。


爺ぃはリムーバーをスプレーしてもすぐ
拭き取れば問題ないだろうって考えです。
単に面倒なだけともいう。。。

SWIXのチューンナップ講習会で講師の
先生も軽くリムーバーを吹き付けてから
作業していたのでこだわりの部分かと。


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ワックスを塗ったら温度が落ち着く
まで暖かいお部屋に放置プレイ。


次はワックス剥がしの作業です。



~ lumevangis ~