【お金払って】テクニカルプライズ初受検のむかし話【怒られる】 | lumevangis ~ 雪の囚人 ~ (雪猿挽歌)

lumevangis ~ 雪の囚人 ~ (雪猿挽歌)

lumevangisとは、エストニア語で雪の囚人。
非日常の銀世界に、一度でも魅了されたら、もう街には戻れないかもしれません。
それでも貴方は雪山へ行きますか?


苗場スキー場 非公認ファンブログ
- スキー - ウインタースポーツ -
 人気ブログランキング 登録中

受験シーズンも終盤に差しかかり本命筋はこれからといったところですね。早く通勤電車の混雑が緩和されないかなぁ・・・なんて思ったりもする爺ぃです。
 
 
爺ぃの受験生時代なんてそれこそ100年前くらいのことですが、思えば「真剣さが圧倒的に不足していた」「とってもスィーツ、甘かった」と反省。そんな状況なので、結果についてのツケをチビチビと払い続ける人生ですが、、、
 
 
安心してください!
 
道の端っこ歩きながら、
 
 
なんとか
生きてます。
 
 
 
人生、
生きてるだけで丸儲けです。
 
 
夜中に世界史の年号を半べそかきつつ暗記したり、明け方には苦手な英文を暗号を解くように推理?したりなんてことも今となっては良い思い出。
 
・・・
 
いや、嘘です。
 
うまくまとめようとか意識働きました。
 
すみません。
 
あまり良い思い出ではなかったカモ。
 
 
受験生のみなさまは希望する学校へ無事合格するように頑張ってください。縁起の悪い滑るという行為はこちらでお引き受けいたします。
 
 
思い出話のついでに、テクニカルプライズ初受検のむかし話。これも「をいをい・・・」って感じにぐだぐだ感たっぷり漂いますがよろしければお付き合いください。
 
 
 
{BAC8F488-C907-40F4-BB0E-182084E134CC:01}


 

※ 当時はサロモン履いてました。


 

「やっとこ1級をとりました~」ってところからスタート。実は爺ぃ、1級とったら免許皆伝とか思ってたんです。免許皆伝とはなんじゃ?という問いには「ビデオ撮りすればかっちょよい滑りが映る」ってレベルと定義しています。


 

T師匠なんかは1級の時でも「そつがない滑り」で完成されてましたが、爺ぃの場合は何ともバタバタとした滑りしか撮れない・・・。ひとによりけりですが「上手い1級もあれば、ヘボい1級もある」ということです。

 

T師匠についてはのち程「雪の上の懲りない面々」にてご紹介予定。


 

 
{10C762F5-F751-4A27-A2F2-01C204905A21:01}
 
 
検定地獄まっしぐら!
 
 
そんな1級とりたてのヘボぷれいやーに悪魔のお誘いをかけてきたのが、IT系理論派スキーヤーYuiさん(男性)。場所はたしか、スクールの校長先生が運営する山荘でのお話。
 
 
※ Yuiさん(男性)についても、「雪の上の懲りない面々」にてご紹介予定です。
 
 
 
「囚われさん、テク行きましょうよ~」
 
 
と。
 
 
 
最初は、無理っしょ?無謀っしょ??と答えていた爺ぃですが、とりあえず不整地小回りでラインコブを滑ったら何点出せるか興味があったのでYuiさん(男性)と一緒に、山荘を車で出発してました(笑)。
 

遠征した先は、忘れもしない草津国際スキー場。お宿の手配から何から遠征スケジュールはYuiさん(男性)に組んでもらい付き添い?がてらのお供。
 
 
苗場の山荘 明け方出発
 
 
草津到着
 
 
スクール受付。
事前講習(1日)
 

草津のペンションに1泊
朝6時にチェックアウト
 
 
スクール受付。
テク検定(ほぼ1日)

 
ずぶずぶな結果発表
 
 
よれよれで帰る
 
 
ここで点がどうとか何とかってことを言うのも野暮ですが、とにかく何ら何までショッパカッタです。唯一楽しみにしていた不整地小回り種目は、斜度もあるカチカチに凍りついたコブ。県デモ先生が前走をしてくれたのですが、
 
 
「コブは危ないので入らなくて良いです!」
 
 
そう言い残してコブの隣りにある林とコブの間のアイスバーンを小回りしておりて行きました。
 
 
(えっ?逃げた??)
 
 
くらぁー!コブ行けー!!って感じにストックカチャカチャ鳴らしてたら滑走前に「じろっ」っと睨まれちゃいました。爺ぃも当時は若かったです。
 
 
滑走順はクラウン受検者から。
 
トップバッターは迷わず凍りついたコブに突撃。ラストで宙に飛ばされるも、ど根性のエアバンクターン(シライ風)を見せ、何とか貫通。
 
上では受検生が盛り上がります。
 
 
次・・・
 
 
って、あまり記憶にないからかっちょよく完走できた人は殆どいなかったのでしょう。爺ぃはギリギリまで迷った末に、前走と同じアイスバーンを滑るも完全に暴走して(いや、だからアイスバーンの小回りなんてそもそも苦手ジャン)71点を叩きだす。
 
 
あ~ひどい目にあった。
 
 
ちなみに、クラウンのトップバッター氏の滑りにはジャッジが何点つけたか興味があって採点表をチェックしにいきました。なんとビックリ75点なんてつけてました(クラウンの合格基準点は80点)。
 
いやいや、H夫妻、性格悪すぎやろ~。
 
その後、プライズ受検行脚とかしたけどあれほど厳しい不整地小回りはなかったでスよ(春にならないと滑りがまとまらない爺ぃの行動時期の遅さもあるけど)。
 
殉死の車山高原のコブもひっどい青氷だったけど、斜度がある分こちらの方が遙かに凶悪。滑り自体もクラウン受検者だから悪いはずもなく、要は危ないから入るなっていったのにラインに入ったからダメ出ししたってことでしょう。そうであるなら、
 
 
「このラインに入っても点は出しませんから」
 
 
って、ひと言が欲しいですよね~。
 
みんな検定に命張ってるんだからさ、たぶん。
 
 
っと、脱線しました。
 
この検定、合格者発表の講評がまた酷かった(笑)。前走をされた県デモ(当時)先生がお話してくれたのですが、、、
 
 
開口一番・・・
 
 
 
「みなさん!」
 
「これはプライズです!!」
 
 

をいをい。
 
 
要は、おまいらおととい来やがれ!!この下手のくそ虫どもが~!!ってことですよ。チミタチそんな脚前でよくもまぁ受けに来られたもんだと半分お説教みたいな講評となりました。
 
 
(補足)
 
テク受検班の事前講習をしてくれた先生はとても親身な指導をしてくれる方で、すごく丁寧な事前講習となりました。採点表を張り出した後には、受検生からの質問を受付ける時間を設定してくれたりと、あれこれネタにしてますが良いスキースクールだと思います。
 
でも、
 
ジャッジは辛い。
 
講評は、
 
さらに辛い。
 
 
まぁ、カツカツで1級貰ったような奴が、翌シーズンいきなり行ってはいけない場所であるのは間違いないです。検定バーンの設定からして危ないですし。なので、言ってることは決して変なことは言ってませんよ。言われた方が「そこまで言う!?」って驚いただけで。
 

Yuiさん(男性)もじぶんと同様にズブズブな点を出されて(っと、ココから先は雪の上の懲りない面々にて)その後しばらく大スランプに陥ってしまいました。事前講習の滑りは調子良さそうだったのですが、翌日の検定では(バーン状況も悪化したのもありますが)超抑えすぎって感じに抑えてしまってもったいなかったです。

 
プライズの事前講習と検定って合せて1万円くらいするんですよ。わざわざお宿をとって(予約してくれたのはYuiさんだけど)車で移動して(運転してくれたのもYuiさんだけど)怒られに行ったという超切ないテクニカルプライズ初受験のお話デシタ。
 
 
 
(おまけ)
 
 
この検定のあとYuiさん(男性)と車の中で「もうここに受けにくるのはやめよう・・・」と撤退宣言を出していたのですが、たんばらスキーパークで同じ先生がジャッジのヘルプでいらしたことがあります。
 
 
詳細は省きますが、その時の講評は、
 
 
ちょー爽やか
 

(マヂか!?)
 
 
 
上手くなりたい人はぜひ〇〇スキースクールへ!なんて笑顔で営業トークまでかますフレンドリーっぷり。ホームとアウェイってあんなにもお顔が変わるのネ。ちなみに、テクニカルとクラウン、受検者全員あわせると100名超えるプライズ検定です。
 
 
 
合格者?
 
 
 
んなもん、
 
いませんよw
 
 
 
 
我らがKDでも、このスキー場で受けたテクニカルプライズでは5点くらい引かれて落とされてました。緩斜面でジャッジ辛いのに加えて、春の雪で板が走らずという・・・。でも、前走してくれた先生の板は走るんだよな~。
 
(お話を伺ったら思いっきり後ろに乗って板を走らせているとのこと。理屈はわかるけど、、、なんちゃってにはできなさそう。)
 
 
 
ゲレンデにコンビニ傘を突き刺して「あの傘までは漕いで直滑降してください」と指示が出たり、笑っちゃうような実話もあります。
 
 
不整地大回りもボッコボコ斜面が設定されるので、根性みせて頑張った人は結構空を飛んでました。ゴールエリア近くでジャッジが椅子に手をかけたらギャラリーも退避の合図。ジャッジの座る折りたたみ椅子に向かってライダーキックをかます受検生もいたっけ(←もちろんわざとではない)。

 
爺ぃは、不整地小回りで71点を叩き出したままではシーズン終われないと、プライズ初受検のこの年にたんばらスキーパークで2回目のテク検定を受けました。合格点出ないのに喜んではいけませんが、無事?74点のお持ち帰り。トータルはズブズブでしたね。
 
しかし、1級検定の不整地小回りってケチぃですよね~。
 
不整地小回りで加点くれたのなんて1回ぽっきりでしたよ。どんだけ気合入れても安定の70。板を横に向けまくってズルドンで滑っても70点。1級検定の不整地小回りだけはちょっと言いたいことあります(3回もトータル1点不足に泣かされてます)。
 
1級の70点って、テクの74点と同義?
 
合格した次のシーズンすぐなら、大して脚前も変わらんはず。加点狙いに逝ってる分、1級検定受けていた頃のが攻めてたです(2回目のテク受検では何点出るのか試したいのもあってちょい無難に逝きました)。
 
 
いまは種目数が減ってるからさらに渋くなってるんじゃないですか?雑誌の付録のDVDでは加点を大判振舞いをしている検定会が収録されていたりするけど、あれは祭りだしな~。
 
 
加点は渋いし、横滑りはジャッジ辛いし、前走の滑りは微妙だし・・・では目も当てられません。
 
 
 
注:
 
検定はあくまでトータルの得点で合否が決まるので落とした種目があっても他の種目で加点を出せばカバーできる仕組みです。そうはいっても、それじゃ検定にならないだろう?ってご意見もあると思いますが、そういったルールなのですから何種目落としてもトータル超えていればOKなハズ。
 
爺ぃが感動したジャッジは、テクニカル検定で整地種目ほぼ落として不整地大回り(+1)と不整地小回り(+2)の加点で帳尻合せた合格。これは合格した人の滑りは迫力が凄かったです。例えるなら荒れ地の王って感じ。
 
ちなみに、テク2点加点伝説は、今後ご紹介予定のT師匠(不整地・小 77)や、KD(整地・小 77)があります。2点加点はあたまひとつ抜けてます。
 
 
ホント、検定会には、
 
様々なドラマがあります。
 
 
 
 
爺ぃの初プライズ検定のお話でした。
 
 
 
~ lumevangis ~