スキーのカーボンストックをカットする方法と適正なスキーストックの長さ。 | lumevangis ~ 雪の囚人 ~ (雪猿挽歌)

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ストックの長さは迷い出すと非常に悩ましいところ。ポジションも、先シーズンと今シーズンとで異なるのもありがちな話。コブでは短い方が取り回しが楽に感じられるときもあれど、その長さが適正かといえば、実は上体を潰している悪癖が故の使いやすさかもしれず、フォームを修正したら短く感じる場合もあるのがややこしい。適正な長さは今後も悩んでいくとして、道具をどう対応させていくかを考える。



伸縮ポールというものがある。これはストックの長さを変化させることが可能。長さを「使用するシーンで変えたい」なんて希望する時、適正と思う長さがまだ定まっていない時には色々と試せるところがありがたい。振った時の感覚や、お高いシロモノなので値段などがマッチすればおすすめ。



長くするまでのこだわりはないけれど、あと1cmほど短くしたいという場合には、ストックをカットする方法がお手頃。購入したお店で依頼をしてみるか、近所にビクトリアがあれば持ち込みでお願いできる(以前、お願いした時は千円でした)。



カーボンポールの場合は、カットの途中で割れてしまうリスクがあるそうなので、依頼する時はそのリスクを了承した上でになります。面倒でなければ、じぶんでカットする。




<カットの手順>


1.グリップを外す


2.カットする


3.グリップを戻す


4.長さの確認


5.完成







バイスに固定してグリップをクルクルと回せば外すことができる。ストックによってはグリップにネジで一部留めているものであれば、先にネジを外して作業する。写真のように固定して外す場合は、石鹸などをつけて滑るようにしてなどといったことは不要。手で回ります。


ポイントは、締めすぎて割ってしまったり変形させたりしないように注意すること。タオル等をバイスとポールの間に入れて挟む部分を保護することも有効。







カットにはパイプカッターを使用する。

ホームセンターで千円程度で購入可能。



1本しかストックをカットしないならわざわざ買うほどのものでもないですが、続けていくうちに道具も増えていきますので、あっても邪魔にはなりません。仲間から頼まれたりとなんだかんだ使う機会はあります。








パイプカッターには交換式の丸刃がついています。ポールを挟んだ状態でクルクルと外を回していくうちに少しずつ切れ目が入っていきます。切れ目が深くなる度にまた刃を少し出して繰り返します。最後に切れかけたポールがポールカッターの重さで折れないように注意して仕上げてください。



カットできたらグリップを戻し、切っていない方と並べて長さを確認します。問題がなければもう一方も同じようにカットします。2本の長さが揃って、希望の長さになっていることを確認したら完成です。グリップを適正位置より深くはめ込むと予想よりも短く仕上がっていて驚きます。はめ込みすぎたらまたバイスで固定してグリップを手前に少し抜いてください。




ストックの長さは気になりだすと止まらないのである程度のところで妥協する方が平和で良いと思います。1cmくらいの長さ違いであればそのうち慣れるのではないかと。








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