彼女は、1か月前に女の子を出産。
私の中学の同級生。
妊娠中に羊水検査をして
お腹に授かった子に
障がいのあることを知りました。
40代で高齢出産
リスクの高いことはよくわかっていたそうです。
帰宅後に夫婦で話しあい
障がいのあるその子を出産することに決めました。
出産後、義父・義母にそのことを初めて明かし
「 なぜうちの子が。」
「 どうしてうちの子が。」
「 わたしたちにはみることはできない。 」
と言われたそうです。
そう言われることに覚悟はしていたと話す彼女の目には
うっすらと涙が・・・。
涙ぐむ彼女の肩にてをあて
「 勇者だね。偉いね。●●●はすごいよ! 」
と言葉をかけました。
障がいがあると知っても
生んで育てるという夫婦の選択は
正解なのか、間違ったものなのか
わたしには分かりません。
ただ言えるのは、
障がいを持つ子は親を選んで生まれてくる
その子から、人間として一番たいせつなものを学べる
ということ。
それが分かるのは、きっと何年も何十年も先になるでしょう。
彼女の、うちに秘めた悩みや苦しみは痛いほど分かります。
心の支えになってあげることが
わたしの彼女にしてあげられるたったひとつのことなのかもしれません。