震えた。
サプライズの告知映像が流れる度に、鳥肌が立った。
三度目の正直で、おはるちゃんが泣いているのを見つめながらこっちまで泣けてきた。
何ヶ月も前に終わっているライブなのに、一部ライブ映像が楽曲の途中でフェードアウトするのに、
そういう細かいことはどんどん気にならなくなった。
とにかく画面の中で繰り広げられていく嬉しい衝撃の連続に、驚いてばかりだったのだ。
このライブ、3部とも通して参戦できた方って居るのだろうか。
もしそういう方がいたのなら、純粋に羨ましいなと思う。
ダイジェスト版のこのDVDを観ていただけでそう思えるくらいの素晴らしい内容だったので、
普段まず参戦(基本的にほぼ「遠征」が前提)しない、変に欲を出さないようにしている身ではあるけれど、
この瞬間に立ち会ってみたかったと思わずにはいられない。
まるで伝説の始まりを告げる瞬間を目にしたようだ。
ネタバレになってしまうけれど、12/30大宮ソニックシティでのワンマンライブの発表、
ワンマンライブの中でかなみんソロ曲披露の発表、
ラストは、ワンマンライブネタが続くかと思いきや、
メジャーデビュー決定。
ダイジェスト版のため実際はもっと前後にいろいろあったのだろうけれど、
少なくともDVDを眺めていた限りだと、
サプライズ映像の内容はもちろん、タイミングも、順番も、ことごとく絶妙すぎた。
こんなの、本当に震えるしかない。
出来ることなら3部とも完全な映像を観てみたいという気持ちはあるけれど、
カバー曲も多く披露していたり、一部トラブルもあったようなので、いろいろカットした結果がこうなったのだろう。
参戦していた誰かにいつかもしお会い出来たら、その時の話をいつか突撃してみたい、なんて思ったりする。
私はこのオルスタライブVol.1が行われていた頃、まだ「ときめき宣伝部」を知らなかった。
桃神祭のあたりで宣伝部員の先輩に存在を教えてもらい、
それからネットに公開されている公式MVを何曲か観たり聴いたりし、
しゃち仙台の道中でフリーイベント参戦などの様子やそれぞれのメンバーの印象などを複数の宣伝部員の方に聞いて、
赤とピンクの子たち(一応主に赤推しだけどたぶん同じくらいピンクも好きだったりしますが割愛)だけじゃなくて、
メンバーみんな個性的で気になるな、と思った矢先に配信された10時間LINE LIVEを気付いたらほとんど通して観ていた。
超にわかの身ではあったけれど、10時間があっという間で、微笑ましい気持ちで見守れた。
5人全員、とき宣というグループをたぶん、この配信を観ていて改めて好きになった。
配信中大宮関係で先に観ることになったのが、大宮ソニックシティ見学の動画。
彼女たちの過去のライブとは何倍も規模が違う大きな会場、
その空間でそれぞれが期待と不安を言葉にする。
この動画でひとちゃんの涙に改めてロックオンされた。
その涙に応えられたらいいのに、とはちらっと思った。
でも、思うだけで何もせずに今年が終わっていくんだろうなと頭の片隅で考えていた。
その後も日々Twitterでふとつぶやきを見かけたり、
宣伝部員の先輩に過去シングルのCDを借りたりオススメの動画を教えてもらって観たり、
メジャーデビューの話題やガンバ!!のタイアップの話題を見かけてはMVを観に行ったり、
過去シングルの一挙ネット配信決定を知り歓喜しながら買い漁って改めて聴き直したり。
宣伝部員を名乗れるほどのことはしていない、熱すぎず、ほどほどのペースで見守っているような毎日を過ごしていた。
矢先に、宣伝部員の先輩から、大宮に行かないかと声をかけられた。
ほとんど迷わずに、身内に行きたいと宣言して、予定を調整した。
チケットも確保して、そういう段階になってからこのどきどき盤が手元に来て、聴いて、観た。
大宮に行くと宣言してから観て、本当によかったと思った。
これはきっと、行かないと言ってから観ていたら、どちらにしろやっぱり行きたいと言い出していたか、
なんで行けないんだろう、行けなかったんだろうと後悔していたレベルだったから。
実は今回と同じような震えを感じて、チームしゃちほこの来年3月開催のガイシホール公演遠征も決めてしまっていたので、
一つ遠征を増やすことになるけれど、なんとかやりくりしよう、なんて気持ちは切り替わっていた。
大宮ソニックシティ見学の動画を先に観ていたのも、自分の中では大きかったかなと自覚している。
このオルスタライブの先で、会場を見学したり、10時間LINE LIVEでは歩きに歩いて会場を目指し、
たくさんの小さな努力や経験を積んでいるエピソードを語る姿が、一本の線で繋がった気がしたから。
きっと舞台が一気に大きくなって、目に見える景色も一気に広がって、
大宮の先、来年控えるステージは大きくなっていくんだろうと思う。
先のことは分からないけれど、とき宣はもっと見守っていきたいし、どんどん成長を続けていきそうな気が今は超絶なんとなくしているのだ。
ガンバチャレンジだったり、他の配信などを観ていても、
とき宣は特に、日々小さな努力や経験を積み重ねていっている印象がある。
他のどのグループだって、同じように頑張っているとは思うのだけれど、
どんなに小さなことでも、一つのことでも、乗り越えて成長している姿を見せてくれているから。
時にガンバチャレンジに失敗しても、その様子や記憶をファンも含めて全員で共有しているし。
組長はメジャーデビュー決定のサプライズ発表の後に登場して、
「君たちにはもっと負荷をかける」と告げていた。10時間LINE LIVEもきっとその一貫だったのだろう。
もう私は、負荷をかけるという言葉の先を、未来の一部を先に目撃してしまったようなものなのだ。
10時間という長い時間をほとんど見守れた時点で、その結果を見届けていた時点で、沢山の自分自身の日々の小さな頑張りを自分自身で認められるような人間にしてもらえた時点で、私もだいたい腹を括れていたようなものだった。
きっと大宮ソニックシティでのライブは、すごいことになると思う。もちろん、良い意味で。
期待しかしていない。
まずは12/30に無事大宮へ辿り着きたいと願いながら、
震える感覚を何回でも噛み締めたくて、どきどき盤を手にプレイヤーの電源を入れる。