突如決まった10日の内閣改造。自民党が統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と、どっぷり癒着していたことが次々と明らかになり、共同通信の世論調査(7月30・31日実施)で岸田内閣の支持率が12.2ポイント減となるなど逆風が強まった。岸田首相は人心一新で局面打開し、世論の批判をなわそうと考えているのだろうか、そうは問屋が卸さない。


岸田首相は6日、「原爆の日」の広島平和記念式典のために訪れた広島市での記者会見で、内閣改造の実施を表明。統一教会と関連する議員を閣僚や副大臣などに利用するかどうか問われると、「当該団体との関係をそれぞれ点検し、結果を明らかにしてもらう」ことと答えた、関係議員を起用しないということだ。


だが、「人事が急すぎる。短期間できちんとした『身体検査』などできるわけがない(自民党ベテラン議員)という見方が大勢だ。


統一協会と何らかの関係がある自民党議員は、分かっているだけで100人規模に上る。式典に祝辞を送っただけというものから、出席して講演、教祖の妻に花束を渡す、関連団体の媒体に登場、献金の受領など多岐に登る。「自己申告」を求めた岸田首相の発言は、「起用後に関係が明らかになったらクビ」と事前に匂わせることで、議員個人に責任を負わせるつもりのようだが、首相には任命責任がある。責任逃れは世論に通用しない。


萩生田氏の要職起用に大きなリスク


そんな中で注目されているのか萩生田経産省の処遇だ。留任か要職での起用が検討されていると言うが…安倍元首相の側近の萩生田氏は、柏統一協会との「濃厚接触議員」のひとり、ジャーナリストの鈴木エイト氏の調べでは、2014年に統一協会会長の特別講演会で来賓祝辞を述べているうえ、14年と17年に世界平和女性連合に会費を送っている。


さらに驚くのは、統一協会の関連団体「教育問題国民会議」の理事を務めた過去があることだ。週刊文春によれば落選中の2011年3月から12年6月まで就任。萩生田氏本人は「無報酬です。特段宗教的なテーマ等ありませんでしたので、問題はなかったと考えています」と答えているが、教団組織の内部に入り込みながら「問題ない」とはア然だ。


「そこへ岸田首相は萩生田氏を閣僚ではなく政調会長などで桃屋さん役での起用を検討しています。党の役員ならば統一教会と多少の関係があっても乗り切れると見ている」(永田町関係者)


国民をナメきった岸田政権。おそ松新体検査で墓穴を掘ることになるんじゃないか。


2022年8月8日付「日刊ゲンダイDigest」より


以上記事本文



旧統一協会=世界平和統一家庭連合と自民党、とりわけ安倍派とは、ズブズブの関係そのものです。このような、カネにまみれた「邪教」に加担した議員は、絶対に閣僚にしてはなりません。


ついでに公明党と創✕学会のズブズブぶりも明らかにしてほしいものです。