岸田文雄首相な9日、自民党の選挙対策委員長に森山裕総務会長代行を充てる方向で調整に入った。森山氏が率いる森山派は岸田政権で非主流派に位置づけられてきたが、党4役に処遇することで主流派に引き込み、党内基盤を強化する狙いがある。


森山氏は安倍・菅両政権内で国会対策委員長を務め、政権与党内では調整力に定評がある。首相は森山氏を選対委員長として、衆議院小選挙区の新しい区割りを受けた候補者調整を担わせるつもりだ。



2022年8月9日付け「朝日新聞」より


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非主流派だった森山派を、党三役に推挙しま岸田主将でした。まさか党内一致を 森山氏を取り込むとは、なかなかの手段だとおもいます。想定型の体表としての手腕が見どころでした。



いずれも国立の東京工業大と東京医科歯科大学が統合に向けて協議を始めることが関係者への取材で分かった。この2大学の研究水準は理工系と医療系でそれぞれ国内トップレベルだが、一部の大学に巨額の支援を行う「大学ファンド」の公算が年内に予定されるなか、この資金の獲得も視野に、統合で研究力をさらに強化する必要があると判断したとみられる。


2大学は世界最高水準の教育研究活動が期待される「指定国立大学」、統合が実現すれば指定国立大学同士では初めてとなる。


政府は大学の国際競争力強化を狙い、財政投融資を主な原資として10兆円規模の大学ファンド基金を設立して、2024年度から運用益をもとに最大で5〜7大学に年数百億円ずつ配る予定だ。今年12月までに対象となる「国際卓越研究大学」を公募する。


応募には「国際的に優れた研究成果が創出」などの要件を満たす必要があり、対象として東京大学や京都大学などが有力視されている。関係者によると、東工大と医科歯科大は公募を視野に総合で研究力を高めることを目指しているという。



2022年8月8日付「朝日新聞」デジタル版より


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東京工業大学と東京工業大学、ともに難関であり、優秀な学生か揃っています。どういう結果になるか、関心があります。

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治は、どのようにして関わりを持つようになったのか。


旧統一教会と自民党とのつながりは古い。教会の歩みをまとめた「日本統一運動史」や創設者の文鮮明氏の自伝によると、安倍晋三・元首相の祖父・岸信介元首相と文氏は約半世紀前から反共主義の立場を通じて交流を持っていた。


韓国で設立された旧統一教会は1959年から日本で布教を始め、64年に宗教法人として認証された。教義として伝統的な家族観を尊重し、共産主義を強く否定していた。


68年には文氏が主導し、政治団体「国際勝共連合」を日本と韓国に設立。日本の初代名誉会長は、戦前に右翼政治家として活動した元日本船舶振興会会長の笹川良一氏だ。笹川氏は保守派の岸氏と関係が深く、岸氏に教会を紹介したという。


こうした縁で岸氏は70年に東京の教会本部で講演、73年には文氏と面会した。80年代には韓国で開かれた見知らぬ者信者同士の「合同結婚式」で岸氏の祝賀メッセージが代読されたこともあったと言う。


立命館大の土久保誠人教授(現代日本政治学)は「東西冷戦下で西側諸国では『共産主義の打倒』が叫ばれていた時代。共産主義の脅威から自由民主主義を守るため、保守系の政治家は教会を共闘できる相手と見ていた」と説明する。


一方、旧統一教会は選挙で政治家に運動員を派遣したり、票の取りまとめをしたりしてきた。元信者の仲正昌樹・金沢大教授(政治思想史)は「教会は政治との関係作りを狙い、政治家は熱心に選挙を手伝う信者や組織票をあてにした。持ちつ持たれつの関係がずっと続いてきた」と話す。


2022年8月9日付「読売新聞」デジタル版より


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これはまさに戦後日本の黒歴史と言えます。自民党の選挙を信者が手伝う。こうした「持ちつ持たれつ」の関係は、日本の選挙の信頼性を著しく損なうものに他なりません。外国勢力に日本の政治に干渉されてはなりません。