随分以前、そう高校生の頃に「朝のバロック」の時間で聞いたことがあります。どうしてもこの曲が忘れられません。当時ドイツで戦われた三十年戦争の時代に、こうしたオルガン曲は作曲されたことは奇跡としか思えません。


確か日本では鈴木雅明氏がオルガン演奏をした録音があると思います。形式的には変奏曲というよりも「パッサカリア」と言った方が正しいのかなと思っております。次第に返送のリズムが複雑になっていくあたり、ヨハン・セバスティアン・バッハの「パッサカリアとフーガハ短調」を連想いたします。


ドイツ「3S」の一人 、ザムエル・シャイトの代表作と呼んでも良いと思います。