唐突な話から始めます…。


私のバイト先の方が突然結婚されると聞いて驚いたことがあります。

お相手は同じ会社の人。

二人で独立して会社を作るんですって。

そういう小さな会社にはどんな仕事が来るのだろうと思った覚えがあります。

あれからその会社はどうなったんだろう。

…一方

私はバイト先の会社に勤めず、他の職種を選びました。

今、その会社はそこそこ大きなシステム会社になっているので、勤めていたら私の暮らしは今より良かったんだろう…いやいや違うな😆



幻想水滸伝2のモチーフの一つに

戦いから逃げ出して田舎で暮らそうよ

(ごめん、正確なセリフを思い出せないけどそんな内容です)

というのがあります。

ナナミが主人公に向かって訴えます。一度だけでなく節目に何度か。

幻水2を遊んでいた当時は文字通りそのまんまに、

「平凡でささやかでもやっぱり静かな暮らしが一番だよね〜」ってうなずいていました。


久しぶりに幻水2を遊ぶと

ナナミの逃亡の誘いの言葉は、当時作者がよく聞いていたかよく考えていた言葉の言い換えだったのかな?と。

「殺伐とした大きな会社をやめて、小さな会社を作ってそこで仕事しようよ。」

…それがシナリオライターの心の中の言葉か、繰り返し誰かから聞いた言葉なのか、それとも私がバイト先で経験したような作者が聞いた誰かの話なのか…。

ナナミの言葉は私は妙に真実味のある響きで聞こえるんだよね。だからこれは

作者の実体験の言葉をモチーフにしたものかな、と思いました。


シナリオを書いた村山さんはRabbit & Bear  の前に会社を作っておられますし

今回のRabbit & Bear  がナナミの願いとは関係はないと思います。幻水2が作られた時から年月が経っているのでそれぞれの置かれた状況は変わっているからです。


時間が経って離れて見るからこそ気づいたのかもしれません。しかしそういう事は往々にして既に終わっていて今は異なっているものです。


(記事の今回のカバー画像は、一応記事と関係あります。「ナナミの願いは聞いたけど…のルート」の結果です)☘️