『ゴッドファーザー PARTⅡ』

1974年アメリカ映画 200分

監督:フランシス・フォード・コッポラ

脚本:マリオ・プーゾ フランシス・フォード・コッポラ

出演:アル・パチーノ ロバート・デ・ニーロ 他


続編。「PARTⅠ」からのマイケル(アル・パチーノ)のその後と、亡父ビトー(若い頃をロバート・デ・ニーロ)の生い立ちが並行して語られる。故郷で家族を失い、幼くして渡米、仲間とのし上がったビトーと、ファミリーの頂点に君臨しながらも兄フレド(ジョン・カザール)には裏切られ、妻ケイ(ダイアン・キートン)にも堕胎され、誰も信じることができなくなったマイケルの姿が対比して描かれる。


変則的な時系列と登場人物の多さのせいで、非常に複雑な印象。細かいとこ忘れちゃってるなぁ、と思ったものの「PARTⅠ」を見直すのはまたえらい長い時間かかってしまうので断念。話についていくのにあわあわしてしまったけど、ラストのマイケルの若き日の食堂のシーン、そしてそれに続く現在の虚無的なマイケルの表情、ここに全てが集約されてたと思う。ここだけでガツンと来た。最後のマイケルの表情は「白い巨塔」の田宮二郎に似てるな、と思ったり。


最近、「世界ふれあい街歩き」のイタリア編ばっか見ていて、なんだかイタリアづいているのだが、シチリアと北の方って本当に全然雰囲気が違う。気候はよくて産業なくて、自制心や勤勉さは希薄、食いもんだけは美味くて、九州みたいなんだよなシチリア。言葉の感じとか、なーんかてれんぱれんした感じ(てれんぱれん…!こんな言葉がさらっと出たことに今自分でもビビってるくらいの九州方言)も妙に懐かしい。


なんでそんなシチリアにマフィアが多いのかってのも興味深いが、そんな土地から出てきた一代目の息子の苦渋、案外、自分からも遠くはないことのような気がする。


   雪の日、母=ママ・コルレオーネを訪ねたマイケル。

   イタリア語で問いかける。

マイケル「ねえ、母さん。…父さんの気持ちは、どうだった?」

ママ「父さんの気持ち…?」

マイケル「父さんは強かった。家族のために、常に強い男でいた。でも、もしかして…家族のための強さで、家族を失った?」

ママ「ケイの流産のことを考えているのね。子供なら、またできるわ」

マイケル「違う…父さんの話だ」

ママ「お前は大丈夫よ…絶対」

マイケル「…時は戻せない」


★★★★★★★★☆☆