『さまよう魂たち』

1996年アメリカ・ニュージーランド映画 110分

監督:ピーター・ジャクソン

脚本:フラン・ウォルシュ ピーター・ジャクソン

出演:マイケル・J・フォックス トリニ・アルバラード 他


主演がマイケル・J・フォックスというところに時代を感じるホラーコメディ。監督は「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン。


妻の事故死以来、霊と話すことができるようになったバニスター(マイケル・J・フォックス)は、仲間の霊を使ったインチキ霊媒業で稼ぐ日々。しかしある日、バニスターとは関係の無い超常現象で街の人が次々に死んでいくようになる。バニスターは、夫を亡くした女医ルーシー(トリニ・アルバラード)と知り合い、真犯人である死神と対決をする。


過去に街で起こった虐殺事件の犯人が死神だったとか、その犯人の恋人だった女が事件に絡んでたりだとか、バニスターが自ら仮死状態になり、霊として死神と戦うってとことか、設定として面白いと思うところはちょこちょこあるんだけど、全体としてはいろいろありすぎてあんまり入ってこない。


こういうファンタジー系って万全の体調を整えて観ないとダメだ。特に今日は疲れてボーっとしてたので、「なんで霊が見えるんだ…?」っていうその前提からして飲み込みづらかった。そういえば「ロード・オブ・ザ・リング」観た時もそうだった。律義に三作とも映画館で観たけど、結局覚えてるのは「象がでかい」ってことくらいだもんな…。あれ…象…だったよね…?


ところでこの寒々とした小さな街、全てニュージーランドロケなのだそう。ニュージーランドもまた何のイメージもない。ああ、だけど子供の頃、父の姿を見ないので「どこ行ったん?」と母に聞いたら「ニュージーランド」と言われたことはあった。しばらくしてから真っ黒に雪焼けして帰ってきたが、「どうだった?」と一から聞いてくのもいろいろ飲み込みづらそうなので何も触れなかった。父という人も私にはファンタジー。


   連続殺人の犯人としてFBI捜査官のダマーズ(ジェフリー・コムズ)から

   取り調べを受けているバニスター。

バニスター「マント姿の男を見たんだ。その男が心臓を握りつぶしたんだ…!」

   信じていないダマーズ。

ダマーズ「どの男?」

バニスター「……」

ダマーズ「(怒鳴って)どこの誰だ!」

バニスター「…死神だ」

ダマーズ「……」

バニスター「僕は幽霊と話せる。その姿も見えるんだ。理由は分からない。理解を超えてる…」

   頭を抱えるバニスター。

ダマーズ「自分を特別な人間だと思ってるんだな?」

バニスター「……」

ダマーズ「君のような人間を、私は一週間おきに扱ってきた。君の言う死神は、殺しの願望を持ったもう一人の君を象徴しているんだ」

バニスター「違う…!」

ダマーズ「人を殺したくなると”死神”が現れて殺す…これで罪の意識も感じない」

バニスター「よせ。違う!」

ダマーズ「妻の死後、幽霊が見えるようになったのか?(迫って)お前が妻を殺したんだろ!」


★★★★★☆☆☆☆☆