『駅 STATION』

1981年日本映画 132分

監督:降旗康男

脚本:倉本聰

出演:高倉健 倍賞千恵子 他


大好き!健さん。どっかにフィギュア売ってないかなー。


北海道が舞台。射撃専門の警察官三上(高倉健)のハードボイルドな生き様を、女性たちとの出会いと別れを通じて描くオムニバス的作品。危険な凶悪犯を銃殺する任務を負う三上だが、それによって人生を狂わされる犯人の家族(そして自分の妻子)を思って信念は揺らぐ。一度は退職まで決意するが、結局はこれが自分の生きる道だと、孤独なスナイパーとしての人生を選ぶ。ほら、カッコいい…。


それぞれの事件の因果関係には「?」となるところもあるけど、増毛の町で居酒屋を営む桐子(倍賞千恵子)と健さんのシーンがたまらん。八代亜紀の「舟歌」をバックに、年を重ねた男と女が探り探り距離を縮めていくこの会話!そしてニコリともせず桐子を抱く健さん…。「樺太まで聞こえるかと思ったぜ…」の名台詞には、こっちまでニヤけるぜ…。


この頃の日本映画を見てて面白いのは、内容というより役者さん。当たり前だけど、知ってる人が若いっていうのは単純に面白いし意外な発見もある。この作品にも結構豪華な人たちが出てるけど、宇崎竜堂ワルだなぁとか、阿藤快が出てくるなり死んだよとか、根津甚八がイケメンだとかいろいろ思う。中でも最大の発見は若い小林稔侍が意外と普通にカッコいいという点かもしれない。


それにしても、倉本聰の脚本映画って初めてかもしれない。実はドラマもほとんど見たことない。妙な苦手意識がある。なんでだろう。私の性格的なところに原因があるのか。昔から私は教師嫌いで、上から教わるというのが本当に苦手なたちだったのだけど、この人の存在にはそれと似たものを感じるのかもしれない。けど、もうそんなこと言って格好がつく年でもない。だから冷静にいろいろ見てこうとは思う。


はああー、しかし健さんはカッコいいなぁ。理想の男性はと問われたら、今の答えは高倉健と森雅之だな。お前、年幾つだよって感じだけど。


   札幌に戻る三上を駅まで見送りに来た桐子。

   ストーブに二人で当たりながら、

桐子「札幌に…このまま一緒に行っちゃおうかな」

   ハッとなり、桐子を見る三上。

桐子「(笑って)嘘よ…。あたし、しつこくないから」

   しばしの沈黙の後、

三上「…来たっていいぜ」

   三上を見る桐子。

   フッと笑って首を横に振る。

   改札が開く。

桐子「…ここで待ってる。また、偶然を。行くね」

   足早に立ち去ろうとする桐子。

   その後姿に、

三上「まだ時間あるぜ」

   振り返り、笑顔で手を振る桐子。

桐子「じゃあね」

   駅舎を出て、雪の中を行く桐子。

三上「桐ちゃん」

   振り返る桐子。

   追いついた三上、何かを手渡す。

三上「これ、持ってな」

桐子「何?」

三上「お守り。雄冬神社の」

桐子「……」

   お守りを受け取り、ぺこりと頭を下げてまた歩き出す桐子。

   その後姿を見送る三上。

三上「……」


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