『失踪』
1993年アメリカ映画 110分
監督:ジョルジュ・シュルイツァー
脚本:トッド・グラフ
出演:ジェフ・ブリッジス キーファー・サザーランド 他
脚本のお勉強のためにあるかのような映画。小エピソードの配置やら伏線やら小道具やら。時間経過もトントン進む。何かもう、こういうのって書くの大変そうすぎて考えるだけで頭痛くなってくる。けど、全体の印象としてそれほど面白いわけでもない。報われんな、脚本家って…。
デートの途中で失踪した恋人(実はサイコ野郎に拉致された)の行方を捜す男の話。恋人ダイアンはサンドラ・ブロック、捜す男ジェフはキーファー・サザーランド、というよりジャック・バウアーで、この二人だったら大概の事が起こっても何とか切り抜けられそうにも思えるのだが、まあ、そうはいかない。
CSIのタランティーノが監督したエピソードを思い出した。棺桶状の箱の中に生き埋めにする手口(これされたらホント狂うだろな)なんかまったく同じだし。犯人バーニー(ジェフ・ブリッジス)の内面にまるで立ち入らないところもよく似てる。この手の話だとそこら辺どうでもいいんだよね。行動と動機に整合性を持たせようとすると、こういうのはそもそも成り立たない。でも、むしろ最近じゃこういうのの方がリアルだと思えるなぁ。
それと、コンピュータのパスワードをアナグラムで探しているうちに、知らなかった事実(とか人の存在)を知ってしまうっていうシーンを最近ちょくちょく見る気がする。日本じゃ使えないトリックだけど、面白いよな。
真実が知りたいジェフに、「飲めば失踪した彼女と同じ体験ができる」と、
一杯のコーヒーを勧めるバーニー。
ジェフ、受け取らず、
ジェフ「誰にも言わない。ただ知りたいだけなんだ」
バーニー「分かってるよ。私は、君の言葉を信じる。銃はいらん。君の強迫観念が私の武器だ…」
ニヤリと笑うバーニー。
バーニー「研究室のネズミと同じ。私の与えた材料で檻を作る…そして、そこから逃げられない。だが、彼女に起きたことを知りたいなら、同じ体験をすることだ」
★★★★★☆☆☆☆☆