『理想の恋人.com』
2005年アメリカ映画 98分
監督:ゲイリー・デヴィッド・ゴールドバーグ
脚本:ゲイリー・デヴィッド・ゴールドバーグ
出演:ダイアン・レイン ジョン・キューザック 他
「出会い系で出会った男女が何やかんやで恋に落ちる」という火を見るより明らかなプロット。だけど最後まで見せる。そういうところなんだよなぁ、脚本の技って。
必要なキャラの見本市のような登場人物たち。夫に捨てられた保育士のサラ(ダイアン・レイン)と妻に逃げられた船職人のジェイク(ジョン・キューザック)を中心に、サラの世話焼き姉さんややもめの父さん、夫婦関係がうまくいってない弟、父さんと出会い系で知り合った女友達、いい感じの園児の父、等々。3回しか出てこない肉屋の店員なども含め、あるべき場所にきちんとおさまってる感じ。んでまた偏屈で孤独なジェイクを特徴付ける「ドクトル・ジバゴ」のビデオや木製の船、ラモーンズのTシャツ(そういうものなんだよね)といった小道具も的確だ。
ピシピシきれいにはまってる分、全体としての印象は薄い気もするが、サラとジェイクが初めていい感じになった夜のシーンは面白かった。ベッドに倒れ込むとこまで行ったのにコンドームがない!ってんで車をぶっ飛ばして買いに行くんだけど売ってなくて、結局そんな気分じゃなくなっちゃって…ってところ。やたらしつこいし、長いし、音楽うるさいし。作り手が明らかに遊んでて、楽しかった。
それにしても、こういうジャンルの映画って厳然とこういうジャンルだよな。もっと中間的なものってないのか。訳わかんなくなるだけなのか。
離婚したばかりのジェイク、男友達に愚痴る。
ジェイク「女は恋を組み立てる…。本当さ。完璧にね。どんな具合か説明しようか。出会いと同時に女は脚本を脱稿。だが男がトチる…(頷いて)いいか? すぐ降板だ。僕は三幕目でクビ」
男友達「四幕で夜遊びさせてやる」
ジェイク「もうめげた。ぐったりだよ、しばらく静かに休みたい…」
★★★★☆☆☆☆☆☆