『時をかける少女』
2006年日本映画 98分
監督:細田守
脚本:奥寺佐渡子
出演:仲里依紗 石田卓也 他
すごく爽やかな映画。と、知り合いの中学生も言ってました。
脚本もさすが、良くできている。「time waits for no one」っていう黒板の落書きに商店街の小人、冷蔵庫のプリン、テレビでやってる「7月13日はナイスの日」って情報、ヘッドロックをかけている男子等々、小道具も違和感無くて巧い。けっこう成績よさそうな都立高の日常風景も非常にリアル。
でもその分、タイムリープというSF要素との整合性が突飛というか、そこで話が違っちゃうような気がしなくもない。しょうがないことではあるが。
「LOST」シーズン4のデズモンド(ヘンリー・イアン・キュージック)のエピソードを思い出す。あの脚本は、今あるタイムワープものの最先端を行ってるんじゃなかろうかと思うくらいの凄まじさだった。が、訳はさっぱり分からなかった。この映画はその反対。訳は分かるが理屈は薄い。描きようもいろいろですね。
いいなぁ、17歳の夏休み。カッコいい男の子二人と一緒で。この景色に心当たりがある人は、その後の人生にどんな不幸が重なろうと勝ち組だ。
功介(板倉光隆)が女の子に告白された後、
二人で帰る真琴(仲里依紗)と千昭(石田卓也)。
真琴は、千昭の自転車の後ろに乗っている。
真琴「ホントに興味無いのかな?」
千昭「功介がねえっていう時は、ねえよ」
真琴「ちょっとホッとした」
千昭「なんで?」
真琴「彼女できたら大事にするよね」
千昭「そういう奴だ」
真琴「そしたら野球、できなくなるもん」
千昭「キャッチボールだけじゃ、野球とは言えねえよな」
真琴、空を見て、
真琴「なんだかなぁ。ずっと三人でいられる気がしてたんだよね…。遅刻して功介に怒られて、球取れなくて千昭になめられて」
ためらう千昭。
千昭「真琴」
真琴「ん?」
千昭「俺と…付き合えば?」
真琴「!…」
★★★★★★☆☆☆☆