『北北西に進路を取れ』
1959年アメリカ映画 136分
監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:アーネスト・レーマン
出演:ケイリー・グラント エヴァ・マリー・セイント 他
やっぱり、ケイリー・グラントってすごく特別な、かっこよさの記号だったんだろうな。「シャレード」でもそうだったし。でも、今の目で見るとあんまピンとこない。あんなブロンドの26歳の女性が誘惑するほどの男かなぁ。ポーリン・ケイルのエッセイを読んでも、へーなるほどとは思うんだけど、うーん。
ま、そこが入ってこないと進まないわけで。
しかしこういう、観客の裏の裏の裏をかいて…みたいな話って、あんまり気にならないんだよな。職業病かも。2時間ドラマを考えるときのうんざり感を彷彿とさせられるから。
でも、ふんだんに織り込まれるアクション(突っ込んでくる農薬散布飛行機!ラシュモア山のクライマックス!)やセンスのいい構図の映像(オープニングが素晴らしい)は楽しくて、最後まで飽きずに見れた。豊かな時代だったんだろうなぁ。
悪役・タウンゼントを演じるジェームズ・メイソン、何か最近見たと思ったら「スタア誕生」の酔いどれだ。
そして、この映画のこと調べてて初めて知ったマクガフィンって概念。面白い。目から鱗。うすうす思ってたことに明確な言葉を与えられた感じで私的には大変な発見だ。
タウンゼントの片棒を担いでいたイヴ(エヴァ・マリー・セイント)。
結婚しているわけでもないのにどうして?と聞くロジャー
(ケイリー・グラント)。
イヴ「分かるでしょ?」
ロジャー「僕が? どうして?」
イヴ「結婚できる男は少ないわ」
ロジャー「僕は二度したぞ」
イヴ「だからよ」
ロジャー、微笑み、イヴを抱きしめる。
ロジャー「また君を憎みたくなった」
キスをする二人。
イヴ「お別れよ」
ロジャー「まだ早いさ」
イヴ「そろそろ彼のところへ戻らないと…」
★★★★★☆☆☆☆☆