『ガキ帝国』
1981年日本映画 115分
監督:井筒和幸
脚本:西岡琢也
出演:島田紳助 松本竜介 趙方豪 他
大阪ローカルの文化にまったくなじみがないため、字幕のない外国映画を見ているよう。何を言っているのかよく聞き取れない。撮影期間が短く撮り直しができなかったのか、紳助も噛みまくってるし…。あと、画面がほとんど夜で暗い。乱闘シーンの安っぽさも何だかなぁという感じ。リアルっちゃリアルなんだろうけど、最後チャボ(松本竜介)が死ぬシーン、相手の攻撃、全然身体に当たってないもんなぁ…。うーん…。正直、最後まで見るのが辛かった。
しかし出てる人が奇跡のように豪華。上岡龍太郎とかチャーリー浜とか。驚いたのは『いもたこなんきん』のおじさん(国村準)が不良役でちょろっと出てること。若い…。あと、初めて見た人だけど、ケン役の趙方豪もカッコよかった。そして噂には聞いていたが、何より松本竜介だ。
彼が、おそらくその人生の中で最も輝いていたシーン。
リュウ(島田紳助)と2人で敵チームの襲撃を待つチャボ(松本竜介)。
チャボ「(気の弱そうな笑みを浮かべて)お前も俺のこと、金魚のフンや思てんのか」
リュウ「(フッと笑う)…」
チャボ「思てないわなぁ」
リュウ「しょうもないこと言うなや」
チャボ「ありがとう。…こんな話したことあるかな、俺ほんまな、歌手になりたかってん。若い女の子にキャーキャーキャーキャー言われて、うまいもん食うて大きい家住んで…。俺な、歌まあまあ、自信あんねんで。なんちゅうか、なかなかいけるんちゃうかなぁ、思うねん」
黙って聞いているリュウ。
チャボ「(歌って)僕~が マリ~とあ~ったのは~…」
歌いながらもはにかむチャボ。
チャボ「金魚のフンでも、歌手くらい、なれるやろ」
チャボ、照れ隠しのようにしゃがんで、
チャボ「やっぱり、あかんか」
恥ずかしそうに笑うチャボ。
★★★☆☆☆☆☆☆☆