『夜の大捜査線』

1967年アメリカ映画 109分

監督:ノーマン・ジュイソン

脚本:スターリング・シリファント

出演:シドニー・ポワチエ ロッド・スタイガー 他


音楽がクインシー・ジョーンズ! 主題歌はレイ・チャールズ"In The Heat Of The Night"!

その時点で決まったようなものだよな…。あと関係ないけどこの時代のタイトルの手書き風フォントはかわいい。『激突!』を見たときもそう思った。


話はと言えば、なんかどっかで心当たりあるな…と思っていたのだが、2時間ものを書いてたときにずーーーっと考え続けてた構図と同じなのだった。もうこの時から既に確立されていたのだなぁ。こういう感想は本当に自分が阿呆のように思えてくるが。またこの手のものをやることがあったらじっくり見直してみることにしよう。


と言いつつ、本音を言うとこの手の話はすこぶる苦手。嫌いというんじゃなくて、苦手。脚本という大きなくくりの仕事の中でも、最も自分から遠いジャンルという気がする。見る分にもそう。キャラクターの人間性より事件のプロットが優先されるからか。すぐ分からなくなる。


ところでこの映画の警察署長の家のシーンは、黒人敏腕刑事役のシドニー・ポワチエと署長役のロッド・スタイガーのアドリブだとどっかに書いてあったのだが、なるほど。確かにここが一番キャラクターが出てるシーンだと思った。


   むさくるしい男一人暮らしの署長宅で酒を飲んでいる二人。

署長(スタイガー)「…結婚は?」

ヴァージル(ポワチエ)「してない」

署長「一度も」

ヴァージル「そう」

署長「する気は?」

   椅子にもたれ、何かをゆっくり思い出すようなヴァージル。

ヴァージル「…あった」

署長「平気か。寂しくならないか」

ヴァージル「あんたほどではない」

   分かり合えたかと思った署長とヴァージルだったが、

   署長、元の対立構図(白人vs黒人)に戻り、

署長「…図に乗るなよ、黒いの。やめてくれ、哀れみはいらん。真っ平だ」

   立ち上がる署長。


字幕だとあんまり雰囲気出ないけど。


★★★★☆☆☆☆☆☆