スコッチエッグを見ると思い出す人がいます。
スコッチエッグはイギリス料理だけれど、私の中のスコッチエッグの思い出は
とあるスコットランドの男の子。
彼が作る完璧に半熟に仕上げられたスコッチエッグは、
私にとってオーストラリアに来て当時の懐かしい思い出。
私よりうんと年下の彼は、いつも明るく皆んなのムードメーカーで
元気がない人がいると常に大丈夫か?と気にかけ
何かにつけておちゃらけては人を笑顔にさせる男の子。
でも困った事に最初、彼の英語が全くと言っていい程聞き取れず
彼の事をオージーだと思っていた私は
オーストラリア人の話すイギリス英語...全く理解できない...どうしよう....と
来る日も来る日も自分の英語力の低さに愕然としていた毎日。
でもある日彼がスコットランド人で、
他の同僚も最初は彼の英語を理解するのに時間がかかった事を知り
なんだ!アクセントだったのか!と少し肩の荷が下りたのを思い出す。
私の語彙力の無さは未だ課題だけれど、こうして色んな国の英語に触れられて
だんだんと耳から慣れて徐々に理解出来るようになる感覚、環境。
後から振り返って見るとすごく貴重な体験なんだろうな...。
目の前に出されたスコッチエッグを見て
今ではもう同僚でなくなった彼の事を思い出し
彼が話すスコットランド英語が恋しくなりました。
その料理から限りない海の情景が目に広がる
とっても素敵なレストラン「Saint Peter」
味によって、時には匂いによって瞬時にタイムスリップできてしまう私たちの五感。
かつて訪れた思い出の地だけじゃなく、時には想像の中にある未だ訪れた事のない土地までも...
Saint Peterは私の中でアメリカ西海岸、もしくはAmalfi Coastのカジュアルな海沿いのカフェの雰囲気。
遠く離れたまだ見ぬ情景に想いを馳せながら頂く新鮮な魚介料理
そして記憶の中にある思い出の糸をたぐらせるスコッチエッグ。
特別なレストランに出会ってしまったようです。








試食もたっぷりしたにも関わらず






この日はツンっと冷えたリースリングに牡蠣フライ。
店までの暗い道のりが少し怖い















