先日、ミュージカル「エリザベート」
博多座公演を観劇してきました
東宝ミュージカルアカデミーという場所で
一緒に学んでいた同期が出演している公演ということで
その子ばかり目で追ってしまいましたが
久しぶりのエリザの世界観に
うっとりと浸らせていただきました。
2020年、コロナによる全公演中止を経て
2年ぶりの幕開けということで
スタッフや出演者の皆さんの熱い想いが声に乗って届くようで
余計に感動してしまいました。
そして今回は、あまり観劇経験の少ない夫さんと一緒だったのですが
そんな彼から1部終了後の休憩中に言われた言葉に
ビックリ!
それは
「ミュージカルの見方がわからない」
・・・!!
「ミュージカルって歌を聞けば良いの?
物語を追えば良いの?」
小さい頃から何度も観劇していると当たり前になってしまうけれど
確かに、ミュージカル独特の表現方法は
初めての人は、困惑するかもしれませんね。
昔テレビで、タモリさんが
「ミュージカルは急に歌い出すから嫌い」
と言っていたのを、
子供ながらにショックだったことを思い出しました
↓タモリさんが「日本一うまい」と絶賛した
中州の吉塚うなぎ
だからこそ、今回
ミュージカルを何倍も楽しむために
観劇の前に知っておくべき3つポイントをまとめてみました!
◇ミュージカルってちょっと苦手
◇ミュージカルって観に行くのに勇気がいる
◇ミュージカルってそもそもどんなもの?
と思っている方が
少しでもミュージカルに興味を持って
劇場に足を運んでもらえたら
嬉しいです!!
それでは
ミュージカルを何倍も楽しむために
観劇の前に知っておくべき3つポイント
①映画の演技と舞台の演技は違う!
映画やドラマは、よりリアルな演技を求められるのに対し
舞台は、オーバーな表現が必要になります。
これは、初めて舞台観劇をした多くの人が感じる違和感ではないでしょか。
この理由は、
セットや撮影場所を移動しながら
より近距離で撮影できる映像の世界に比べて
舞台装置や衣装が限られている舞台では、
3階席奥のお客様まで届く表現が必要になります。
更にミュージカルでは、
台詞だけでなく
音楽やダンスで物語の進行を表現していく為、
より抽象的な表現になることも一つの魅力なのです!
一つのメロディや一つの振り付けが
登場人物のどんな心情を表すのか、
観劇している側が創造力を働かせる楽しみがあるのですね。
②観劇前にあらすじを予習する!
抽象的な表現が多いミュージカルをより楽しむ為に
前もって物語の大筋をチェックしてから観劇しましょう。
「せっかくの物語なんだから、初見で楽しみたい!」
と思われるかもしれませんが
こうすることで
ピカソの絵を音声解説在りで観るのと
同じよな深みのある鑑賞ができます。
特にミュージカル好きは、
同じ演目を何回もリピートして観劇します。
これは、映画を観た時の様に物語の経過を楽しむのではなく
各俳優による表現の違いを、場面場面で楽しんでいるからです。
ドラマでいうと、
月9のようにストーリー展開を楽しむというより
もう物語の結末は皆が知っている大河ドラマを見るのに
似ているかもしれません。
視聴者は、その戦の勝者がどちらなのかを分かったうえで
脚本や役者の表現方法に注目して観ているのと同じような楽しみ方が
ミュージカルの観劇にぴったりなのです。
初めて観る演目は
あらすじの下調べをお勧めします
③その日のキャストを予習する!
こちらも、観劇前に是非お勧めしたいことの一つ。
長期公演のミュージカルでは、
一つの役に複数の人が配役されることが多く
(ダブルキャストやトリプルキャストと言う)
その日の出演者は劇場内に掲示してあります。
↓このように
キャストがわかったら、
その人の経歴なども調べると
歌や芝居、ダンスの表現を観る上の参考になります。
今回の「エリザベート」で言うと
やっぱり宝塚出身の女優さんは、
貴族らしい動きの所作がとてもきれいだし
クラシック出身ではない古川さんの声は
セクシーでうっとり
など、キャストによる表現の違いを
是非楽しんでください
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以上、
ミュージカルを何倍も楽しむために
観劇の前に知っておくべき3つポイント
でした!
少しでも参考になったら嬉しいです。
そして、
ミュージカルの曲を歌ってみたい!
あの声量はどうやって出すの?
と興味を持って頂けた方は
ミュージカルボーカルの体験レッスンを受け付けています
是非一緒に、楽しく歌って
自由に表現できる声を鍛えていきましょう!
Instagramでは、
日々のレッスン風景を載せています。
是非、フォローやコメントで
関わってもらえたら嬉しいです