良い物が溢れています。

電気屋さんに行けば

同じような洗濯機が並び

各社どうにか個性を出そうと競い合っていますが

実際どれを使おうと

洋服をきれいに洗ってくれるのです。

 

ミニマニストという言葉が流行したように

物を集める時代から

手放す時代になりました。

 

このような時代の変化と共に

音楽業界を取り巻く環境は

著しく変化してきていますよね。

 

CDラックにCDを並べて眺めることで

ご満悦だった時代から

データ配信への移行

YouTubeの普及により

CDを買わなくても音楽を楽しめる時代になり

聴く側にも、”好き”を選べる自由を与えられました。

 

では、どのような音楽が今後選ばれていくのでしょうか?

 

電化製品と同じように

すでに世の中には

良い音楽、良い演奏って

すでに溢れかえっていると思います。

 

新しさや斬新さを常に追い求めることで

世間へアピールする姿勢はとても大切ですが

それは一時の話題性にすぎません。

 

これからの時代は

”人”なんだと私は思います。

 

もう、良い物に囲まれた人たちは

物ではなく、感情を買う時代になっていくのではないでしょうか?

 

あの人の考え方が好きだから、LIVEに行ってみよう。

あの人の生き方が好きだから、応援しよう。

あの人の情熱が好きだから、私もそうなりたい。

 

SNSがメジャーになった今

音楽を奏でる側の、人となりは

すぐにばれてしまいます。

 

素晴らし音楽が聴きたいんじゃない

その人の在り方、生き様が見たいんだ!

 

そんな時代になっているな

 

とふと思った台風の夜。。。