こんにちは。

ミュージックライフクリエイターの
小山麻里です。
 
 
先日、私が大学時代に大変お世話になった、
声楽科教授の中村佳子先生にお会いしました。
 
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音楽大学では、主科(私は声楽科)を在学中4年間、
同じ先生のもとで学びます。
その先生を「門下の先生」と呼び、
同じ先生につく生徒達を「門下生」と呼びます。
 
この「門下」によって様々な特色があるというのも、音大特徴の一つになるのではないでしょうか。
 
そして、私がいた「佳子門下」は、
一言でいうと、
「太陽のようなお母さんのもとに集まる
 元気いっぱい個性豊か子供達♡」。
 
 
「佳子先生の1日は30時間あるらしい」
と噂があるほど、
大量の仕事をいつの間にかこなし、
いつも元気ハツラツ、
とてもチャーミングな先生です。
 
また、生徒の個性を尊重し、
自分色には染めない。
 
私も、声楽科にいながらも
オペラではなくミュージカルにはまる学生でしたが、怒る事なく大変助けていただきました。
 
そんな大好きな先生とは
私の生徒が大学受験をする際にお世話になった以来、お会いするのはとても久しぶり。
 
 
でも、全く変わらない眩しい笑顔で、
迎えてくれました♪
 
 
そして、懐かし話や近況をお話する中
私の目指す未来のお話をしました。
 
そこで私が感銘を受けた部分を
シェアしたいと思います。
 
 
 
私「みんなが音楽を愛しながら、自分らしく音楽を続けていくためには、どうしたら良いのでしょうか?」
 
 
先生「音楽を続ける=音楽を仕事にする、ではないと思うの。」
 
 
以下抜粋です。
 
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音楽とは人生を豊かにするものであって、
音楽大学は医大や工科大のように職業訓練校ではないから、生徒の心を豊かにする場所だと思っている。
 
 
そして、本当に音楽が好きな生徒は、どんな形であれ、音楽を続けている。
 
音楽を続けることが辛いのは、音楽を仕事にしなくちゃ!という呪縛のせいでは?
 
 
30歳でやっと仕事が来出す、クラシックの歌の世界では、卒業からの5.6年を耐えられない人が多い。留学をしたり、勉強を続けるには、才能やお金も必要だけど、それを兼ね添えている生徒は1割程。
 
だから私は、卒業する生徒に、まず就職しなさいと勧めているの。
 
社会に出て、収入を得ることで、勉強するお金と時間を自分で作れる。そしてその中で、自分が音楽をする立ち位置を見つけていけば良い。
 
その為に、学校の顧問の講師はオススメ!
ある程度時間の自由があるし、
人に教えるということは、
必ず自分も成長するから!
 
 
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
 
 
 
今回、私がとても嬉しかったことは、
佳子先生のような大学の教授から
 
 
「プロになることが音楽のゴールではない」
 
という言葉を聞けたこと。
 
 
この言葉で、どのくらいの人が救われるでしょう。
 
私も、音楽のおかげで今の自分があり
苦しくて、嫌いになりかけた時期もあったけれど、今再びこうして、音楽の世界を見つめ直している。
 
 
豊かな心を作る音楽
 
 
今、音楽と向き合い、苦しんでいる人がいるならば、私は一緒に考えたい。
 
一戦で活躍するとはどういう事なのか。
 
あなたはなぜ、音楽を続けているのですか?
音楽を通して、伝えたいあなたの思いはなんですか?
あなただけの、
あなたの為のミュージックライフを。
 
 
 
人はアウトプットをする事で、
自分の思考が明確になります。
 
是非あなたの思いを、
声に出し、書き出してみましょう。
 
あなたの行動だけが未来を変えます♪
 
 
 
 
 
中村佳子先生、
貴重なお時間を作っていただき
ありがとうございました。
 
 
 
ミュージックライフクリエイター
小山麻里