こんにちは。

まりです。

 

今日は転勤族妻になってからの話を

書きたいと思います。

前回までのMy storyはこちら→

 

晴れて転勤族妻になり、ルンルンの結婚生活ドキドキ

と行きたかったのですが、

転勤族の皆さんは承知の通り、

転勤直後の夫って、とても忙しい笑い泣き

 

接待で毎晩帰りは遅いし

出張でしょっちゅう家に居ないし。

 

知り合いも居ない、初めての土地で

一人ぼっちの私は、

ただただ、仕事をすることで

その寂しさを埋めていました。

 

とても幸いなことに、

結婚前に働いていた職場が

私の引っ越し先に

新店をオープンしてくださり、

そこのリーダーを任されたのです。

 

こんな私のために・・・。

 

その重大な期待に応えるために、

教室づくり、宣伝、体験レッスン、イベント、など

今までの経験をフル活用し、

必死で働きました。

その結果

教室のオープンから1年で、生徒数は100人を超えました。

 

しかし、

売り上げとしての数字が評価される一方で

自分の提供したいサービスや

自分が望む生徒さんとのかかわり方から

離れていく違和感を感じ始めていました。

 

休みなく一日中のレッスン、

終わらない事務作業

悩みを話す相手もいなければ

気晴らしをする時間もない。

 

そんな生活の中、突然声が全く出なくなりました。

レッスンの予約は埋まっている、

もちろんスタッフは私ひとりだけ。

お医様に頼んで強い薬を処方してもらい

無理やり声を出して過ごしました。

 

それからは、気持ちもだんだん悪い方に向かい

思い浮かぶのは、会社への不満ばかり。

もっとこんなレッスンがしたいのに、

こんなサービスがしたいのに、

こんな状況でも、私を一人にするなんて

上司が一度も現場に来ないなんて・・・

私は見捨てられているんだ。

 

こうなると、当然、

家庭もうまくいきません。

転勤先で良い仲間に恵まれ飲み歩く夫が

だんだん妬ましくなってきて

 

「私だけ一人」

「私は夢を捨ててまで来たのに」

 

と、完全なる被害妄想の闇に

入り込んでしまいました。

 

あの頃の自分は、全て周りのせいにして

自分を顧みることが出来ませんでした。

 

そんな中、妊娠が発覚。

それと共に仕事への気持ちがだんだんとフェイドアウトし

代わりの人材を探し、教育した末、

出産の2か月前に退職することになりました。

 

ここから出産までの2か月は

今までの人生のどん底と思えるほど

暗い毎日でした。

 

無責任な形で、仕事を終わらせ

期待してくれた会社を裏切ってしまったこと

転勤前の職場で共に働いていた仲間に

軽蔑されてしまっただろうと

何とも言えない自己嫌悪から

 

こんな私が親になって良いのかな?と

思うようになり、

更には、何もわかってくれない夫に

当たり散らす日々。

 

出産ってHappyなことのはずなのに。

 

こんな時に読んだ一冊の絵本が

私の心を少しずつ癒していきました。

 

 

つづく

 

長文読んで下さり

ありがとうございました。

 

まり