翻譯於2022/04/16

 

這篇訪談當時我沒有時間看,只看了照片,然後把文章存下來而已。

在春馬32歲生日的那天,otocoto官推再次分享了這篇文章,讓我發現我根本還沒有看過!

於是這幾天趕快來翻譯一下!

 

 

 

 

SEP 17, 2019INTERVIEW
今泉力哉×三浦春馬、初タッグ作で「別の世界が現れた」「ここだけは引かなかった」シーン秘話を明かす

これまで多くの作品が映像化されてきた伊坂幸太郎と、シンガーソングライターの斉藤和義のコラボレーションから生まれた連作短編集『アイネクライネナハトムジーク』が実写映画化された。10年の時をかけて“愛とは?”を紡ぎ出す珠玉の物語の主人公となる佐藤を演じる三浦春馬と、前作『愛がなんだ』(19年)が高く評価された今泉力哉監督の対談が実現した。
(前略)

初タッグ作でのお互いの印象
――初めて組んでみて、俳優として監督として、お互いどんな印象でしたか?
(第一次合作,身為演員和身為導演,對彼此的印象如何呢?)
今泉 僕が映画学校で学んでいた時、最初の先生が古厩(智之)さんだったんですけど、三浦さんが出ていた『奈緒子』(08年)の監督でもあったので、当然観ていたし、ほかにもいろいろな大作映画やドラマなどでもちろん存在を知っていました。お会いしたことがなかったので、まさにみんなが持っているであろうイメージ――三浦さんが持っているかっこよさやオーラみたいなものを、名前にも象徴される市井の人・佐藤を演じる時に落とせたらと思っていたんです。お会いしたら「佐藤をどう演じましょうか」と言ってきてくれたので、なんかもうその一言で安心できたというか。あと、現場では本当にお芝居が好きなんだなと思っていました。
(今泉:我在電影學校學習的時候,最開始的老師是古厩(智之)桑,因為也是三浦桑演出的『奈緒子』的導演,當然看了這部電影,也知道其他還有很多很多電影和電視劇等等的存在。因為沒有見過面,所以就是帶著大家對他一樣的印象---想著如果能,在他演出連名字都象徵著市井小民的佐藤的時候把三浦桑擁有的帥氣和光環那樣的東西抹掉就太好了。見面的時候,他跟我說「該怎麼去演出佐藤呢?」,總之就覺得光是這一句話就讓我安心了啊。後來,在拍攝現場也讓我覺得他真的很喜歡演戲啊。)
――それはどういう点で思われたのでしょう?
(這是在哪一點上讓你這麼想的呢?)
今泉 ひとつひとつのシーンのことをちゃんと考えていて。三浦さんって、1テイク目で正解を出せる人だから、ドラマの現場では演出をされなくてもOKが出て任されちゃうんじゃないかと思うんです。今回は映画だったこともあるし、対人間の話なので、お芝居について話して、例えば自分の演出や意見が絶対ではないという話もできたんです。こちらの言うことも「やってみます」と言って調整してくれるので、お芝居が本当に好きな人なんだなと思いました。
(今泉:每一個每一個場景都好好地去思考。我覺得因為三浦桑是第一次拍就可以出現正解的人,在電視劇現場,就算導演沒有給出指示也可以演出得很好,所以就交給他了不是嗎?也是因為這次的電影才有,因為是情侶夥伴間的故事,所以關於演技的話題,例如我身為導演的意見也不是絕對的這樣的話題也能說。對於我提出的,他也會做出調整跟我說「我試試看」,因此真的覺得他是個很喜歡演戲的人啊。)<--中間不太確定導演在說什麼。。。也許我沒看懂。
三浦 僕は“今泉力哉”ってネットでリサーチすることから始まって(笑)、最初に『こっぴどい猫』(12年)を観させてもらったんですけど、すごくおもしろかったです。マネージャーさんから渡された資料には、ハットを被って赤いカーディガンを着た、けっこう特徴的な監督の写真が載っていたので、個性的な方なんだな、おもしろそうだなと思った半面、ご自身の中でビジョンとか画角がキッチリ決まっていてこだわりがものすごく強くて、ともすれば頑固だったりしたらどうしようと思っていたんです。でも先ほど監督にもおっしゃっていただいたように、実はいろいろなことを共有してくれて、決して決めつけないんですよ。「これはどうかな」「そうかもしれないよね」とか、「たぶんこうなると思う」とか、すごく柔らかくアイデアを出してくれたり。だから僕もとてものびのびと芝居することができました。
(三浦:我是從在網路上搜尋“今泉力哉”開始的(笑),最初是看了他2012年的電影『こっぴどい猫』,真的非常有趣。經紀人給我的資料裡,有導演戴著帽子穿著紅色的開襟毛線衫這樣很有特色的照片,因此覺得應該是很有個性的一個人啊,一方面覺得應該很有趣,同時也覺得他或許是對在他腦子裡預想的畫面和拍攝角度非常講究,有點頑固的人,那該怎麼辦呢?但是就像剛剛導演說的那樣,其實他是會分享很多事情,絕對不會幫你做好決定的唷。「這樣你覺得如何?」「或許真的是這樣呢!」等等,「我覺得或許是這樣」等等,是非常柔軟的替我們出點子。因此,我也能夠非常自由自在地發揮演技。)
――いまお話される雰囲気も柔らかい感じがします。
(從剛剛這樣的談話也感覺到非常溫柔的氣氛呢。)
三浦 ビジョンがしっかり固定されているような方もいらっしゃって、そういう撮り方もおもしろいし、もちろん役者なので演出や指示に従うんですけど、今泉監督からは「映画はみんなで作るものだから否定から入りたくない」というスタンスが伝わってきました。
(三浦:當然也有有著非常固定的想法的人,這樣去拍攝的人也很有趣,當然,因為是演員,當然是要遵從導演的指示的,但是今泉導演跟工作人員說「電影是大家一起創作的東西,所以不想從否定的角度去看待任何意見」。)<--我以前竟然沒看到這一篇!今泉導演真的是個很好的人啊!不管是什麼工作,只要是需要團隊合作的工作,有今泉導演這樣的想法真的會讓大家工作愉快很多啊!

それぞれの佐藤像、全開笑顔のシーン秘話
――監督が思う佐藤像と、三浦さんが思う佐藤像にズレがなかったということもあったのでしょうか?
(導演預想的佐藤這個人物和三浦桑所想的佐藤沒有什麼差異嗎?)
今泉 一致しているところも一致していないところもあって、それがおもしろかったですね。ひとつ明確に覚えているのが、佐藤が彼女の紗季(多部未華子)をバスに乗せて100パーセントの笑顔を見せるというシーンがあるんですよ。あの時、現場で俺は、佐藤が抱えている問題が全部解決したわけでも解放されたわけでもないのに、その全開の笑顔はアリなのか? と疑問に思ったんですよ。
(今泉:當然有一致和不一致的地方,那也非常有趣啊。有一個很明確記得的地方就是佐藤讓女朋友紗季(多部未華子)搭巴士離開,露出了100%的笑臉這樣的場景。那個時候在現場,我覺得佐藤還沒有把所有的問題都解決了,也還沒解放,這個時候笑容全開對嗎?感到疑惑。)
三浦 ふふふ(笑)。
(三浦:嘻嘻嘻(笑)。)
今泉 その時は「三浦さん、このシーンっていまの笑顔ですかね?」という話をしたんです。俺の方が(三浦より)佐藤のことをもっとまともな人間だと思っていたんですよね(笑)。
(今泉:那個時候跟他說了「三浦桑,這個場面,是剛剛那樣的笑容嗎?」我個人(比三浦桑)認為佐藤是更直白的人呢(笑))
三浦 あははははは(笑)。
(三浦:哈哈哈哈哈(笑)。)
今泉 でも、三浦さんは「佐藤はこれだと思います」ってハッキリ言って。その時、そうか、そういえば佐藤ってバカだよなって俺も納得したというか。その時、例えば俺が「いや、まだ何も解決してないからこの全開笑顔はないです」みたいなことを言ったとしたら、そして俺が“監督は絶対だ”と思っていたとしたら、もっと抑えた笑顔のシーンになっていたと思うんですけど、俺もどっちかな? とまず思って。
(今泉:但是,三浦桑很乾脆地說「我覺得佐藤就是這樣的唷。」那個時候,我想,是啊,說起來佐藤這傢伙就是個笨蛋啊,好像我也覺得可接受了。那個時候,如果我說了「不是的,因為什麼都還沒有解決,因此不該是這樣全開的笑臉。」這樣的話的話,然後又覺得因為我是導演,我說的就是絕對的,我覺得這一幕可能就變成了更加壓抑的笑容了吧。我也是,首先想著,到底是哪一個呢?)
――考えた結果、三浦さんの全開笑顔の方だと思われたと。
(思考後的結果,覺得三浦桑笑容全開的版本比較好囉。)
今泉 三浦さんによって、俺が思ってもいなかった別の世界が現れたから、でも不安なままOKもできないから三浦さんに相談したら、「佐藤はこれでいいんじゃないですかね」って。全部は解決してないけど、佐藤にとってひとつは解決してるからスッキリもしてますし、だいたい、彼女をバスに乗せてる時点でちょっとズレていて、あぁ、佐藤ってそういうところバカだったなって思って。でも佐藤の中ではいいことをしてるんですよ。
(今泉:根據三浦桑,有我完全沒有想過的別的世界出現了,但是這樣感覺不安下去也沒辦法完成拍攝,因此跟三浦桑討論了,結果他說「佐藤這樣不就很好了嗎?」雖然不是全部都解決了,但是對於佐藤而言,是一件事情解決了,因此也鬆了一口氣,基本上讓女朋友搭上巴士這個瞬間就已經有點沒弄清楚狀況了,讓人覺得,啊~佐藤在這樣的地方真的很笨啊。但是,在佐藤心裡,他似乎覺得他做了一件很棒的事情唷。)
三浦 そうそう、いいことをしてるんです、満足なんです、その行為に。自分がいままで悶々としていた日々の答えをしっかり彼女に渡せて大満足みたいな(笑)。
(三浦:對對對,那覺得他做了件很棒的事情,非常滿足,對於那樣的行為。自己至今悶悶不樂的日子的回答好好地傳達給女朋友了,像是非常滿足那樣(笑)。)
今泉 彼女もいい笑顔だったしね(笑)。
(今泉:女朋友也笑得很開心啊(笑)。)
三浦 根底に流れる彼のマイペースなところとか自己中心的に捉えられそうな行動っていうのは変わらないんですよね。だけどその憎めなさが彼女の中である種の決断をさせるっていうことがあると思って、このシーンだけはわりと自信を持って監督に「たぶん100パーセントで笑いますよ」と言って(笑)。ほかのシーンはいろいろと話し合いながら監督に導いてもらったんですけど、ここだけはなぜか引かなかったんです。
(三浦:他的個性本質上的自我步調(my pace)的部分等等,像是自我中心地去採取的行動,這些都沒有變唷。只是他那讓人無法討厭的地方,讓他女友在心中做了某種決斷這樣的事情我想也是有的,因此只有對於這場戲,我帶著自信跟導演說「大概會是100%的笑容唷」(笑)。雖然其他的場景都跟導演討論了很多,受到導演許多指導,只有在這裡不知為何,堅持了自己的意見。)

なかなかプロポーズしない佐藤
――ところで佐藤と紗季のパートは共感しかなかったです!
(無論如何,對於佐藤和紗季的部分非常有同感啊!)
今泉 知り合いの俳優さんで、9年くらい付き合っている彼女に結婚しようと思ってプロポーズしたら、その返事が「無理しなくていいよ」だったっていう話を、ちょうどこの作品の脚本を書いている時に聞いて、この映画っぽいなぁと思いました。9年越しのプロポーズで「無理しなくていいよ」って返されるっていう(笑)。いまは結局、結婚して子どももいるんですけど。
(今泉:剛好在寫這個作品的劇本的時候,認識的演員桑,想著跟認識交往九年左右的女友結婚吧,於是求了婚,結果那時候回應是「不用勉強唷!」聽到這樣的話,覺得好像這個電影裡的感覺啊。對於過了九年以後的求婚的回應是「不用勉強也沒關係唷!」(笑)。結果,現在不但結了婚,也有了孩子就是了。)
三浦 女性の方から「もうそろそろ…」みたいなシグナルを出すものでもないんですかね。
(三浦:女方也沒有提出「差不多應該要。。。」這樣的暗示信號呢。)
――紗季は出していなかったようにも思えました。監督のお知り合いの二人は結局何がきっかけで結婚したんでしょう?
(紗季也讓人覺得並沒有提出什麼暗示信號啊。導演的朋友結果到底是什麼契機讓他們結婚的呢?)
今泉 その時よりも売れたからじゃないですかね。普通に結婚してあげてよって思って、もうこの二人は別れるしかないんじゃないのかと怖くなったり。
(今泉:沒有比那個時候更適合的了不是嗎?覺得就普通地結婚吧,不然兩人差不多也要分手了不是嗎,覺得害怕了起來。)<--這段看不懂。
――怖いというのはなぜですか?
(為什麼覺得害怕了呢?)
今泉 長く付き合って別れた後、次に付き合った人とはすぐ結婚しちゃうみたいな話がよくあるじゃないですか。その二人がそういうふうになっちゃいそうだと思ったんです。長く付き合った後に短期間で結婚するのって、たぶん長く付き合ったらどうなるかわかってしまっているからっていうのもあると思うんですよね。
(今泉:交往很久後分手,很快就跟下一個交往的人結婚了這樣的故事常常有不是嗎?覺得那兩個人也好像要步上那個後塵了的樣子。我也覺得長時間交往後就跟短時間交往的人閃婚這樣的事情,會讓人覺得好像大概知道長期交往下去會變成什麼樣子了。)<--其實真的不太懂導演在說什麼。。。
三浦 そうかもしれないですね。
(三浦:說不定是這樣呢。)<--春馬交往過最久的女朋友不知道是多久?是哪一位呢?哎~
――よく結婚は勢いが大事って言ったりしますよね。
(常常有人說結婚就是一時興起沖昏了頭呢。)
今泉 絶対その方がいいと思いますよ(笑)。
(今泉:我覺得絕對這樣比較好唷!(笑))<--我猜大概就是說,思考太多反而結不了婚吧!
――佐藤もなかなかプロポーズしませんよね。
(佐藤也是一直遲遲不求婚啊。)
三浦 佐藤もいろいろ周りのことを考えてしまったり、というのがあったんですよね(笑)。タイミングが悪かったり。
(三浦:佐藤也是考慮了許許多多周遭的事情啊(笑)時機也不好。)
今泉 目の前の相手より、まず周りを考えてはダメな状況だったのに、佐藤はそうしてしまうんだよね。
(今泉:比起眼前的對象,首先先考慮周遭的一切,這樣是很糟的狀況,但是佐藤就是這樣做了啊。)

斉藤和義による主題歌&劇伴
――本作の主題歌『小さな夜』と劇伴を手掛けた斉藤和義さんの音楽についてもお伺いしたいです。
(想問問關於這個作品的主題曲『小小的夜晚』和同時負責電影配樂的斉藤和義的音樂。)
今泉 どうでしたか? 観ていて意外なところとか想像もしてなかった感じとかありましたか?
(今泉:你覺得如何呢?看了以後有沒有意外的地方或是沒有想像過的感覺出現呢?)
三浦 すべてが馴染んでいたように思いますし、劇中に出てくるストリートミュージシャンの斉藤さん(こだまたいち)が歌うしっとりしたメロディーが10年経っても変わらず寄り添い続けてくれるのが応援歌になっている感じがしました。(斉藤和義が歌う)エンディングでも、すべての方が足どり軽く劇場を去って行けるような、心の音色がワントーン高くなって、ピッチが上がるような、そんな期待感しかなかったです。
(三浦:不但全部都覺得很熟悉,在劇中出現的路邊藝人的斉藤桑(こだまたいち飾)演唱的旋律,感覺變成了過了十年後也不變地繼續陪伴著我們的應援歌曲。(斉藤和義桑演唱的)結尾的地方也讓全部的人可以帶著輕快的腳步離開劇場那樣,讓心中的音色好像高揚了起來,變高了一度那樣,有這樣的期待感啊!)
今泉 劇伴も全部斉藤さんが作ってくださっているんですけど、さっきの三浦さんの芝居と一緒で、想像していないことがたくさんあったんですよ。「ここはこういう曲だと思う」って話せるところもあれば、お任せ状態のシーンもあった。例えば、10年前から10年後にわたる時の佐藤が走るスローモーションのシーンはお任せだったんですね。俺の頭の中にあったのは、アコースティックギターとかでシンプルにくるだろうっていう想像だったんですけど、めちゃくちゃ打ち込みのサウンドで、まるで宇宙みたいな曲だった。
(今泉:雖然電影配樂也全部都是斉藤桑寫的,但就像剛剛三浦桑的演技那樣,也有很多想像不到的地方唷。有著「這邊我覺得是這樣的曲子」,也有完全交給他處理的場景。例如,從十年前過渡到十年後,佐藤在跑步的慢速播放的場景,就是完全交給他的呢。在我腦子裡有的是原聲吉他(acoustic guitar)等等簡單的曲調浮現,但是他做出了非常複雜的聲音,完全像是宇宙一般的曲子。)
三浦 あー、そうですね。
(三浦:啊~是啊!)
今泉 最初は戸惑ったというか焦ったというか、このシーンってこういうことなの? と想像を超えてきて、マジか! みたいな(笑)。夜の空気とか、あのシーンでああいう雰囲気で音数が増えていって気持ちがだんだん盛り上がっていくっていうのは僕からの指示じゃなかったので、驚きとともに、盛り上げ方のひとつのアイデアだったんでしょうね。
(今泉:最初該說是有點疑惑還是焦慮嗎,覺得這個場面是這樣的嗎?超出了我的想像,覺得「真的假的!」這樣(笑)。夜晚的氣氛等等,那個場面,那樣的氣氛,聲音的複雜度的增加讓情緒也漸漸高漲起來,這不是我的指示,所以在感到驚訝的同時,也覺得這是炒熱氣氛的一個點子呢。)<--其實也是有點看不懂導演在說什麼
三浦 そのシーンの映像を観ての打ち込みだったんですか?
(三浦:是看了那個場景的視頻被打動的嗎?)
今泉 そうです、そうです。
(今泉:是的,就是這樣的。)
三浦 へぇー、おもしろい。その話、初めて聞いた。
(三浦:誒~太有趣了。第一次聽說這件事情啊。)
今泉 ひとつの楽器でひとつの音の方向に作っていくシーンではないって判断をしてくれたからこそのあの打ち込みだったんだと思うんです。群像劇だし音もいろんな音数で表していくのは斉藤さんのアイデアだったと思います。
(今泉:我想正因為他幫我做出了這裏不是用一個樂器的一個音色這個方向去做的場面的判斷,才讓我被打動了。這是很多人的故事,音樂也用多樣化的聲音來表現,我覺得這是斉藤的點子。)

二人が影響を受けた人とは?
――お二人のルーツになった作品や影響を受けた人物を教えてください。
(請兩位跟我們分享一下成為你們的根源的作品或是受到影響的人物。)
今泉 僕はジャン=ウジェーヌ・アジェというフランスの写真家です。写真も素晴らしいんですけど、その方の人生がすごくおもしろいんです。もともと役者を希望したり、旅芸人みたいなことをしたり、画家に憧れて画家になろうとするんですけど全部がうまくいかない。で、その当時、画家が絵を描くための下絵を撮るという職業写真家がいたんですよ。どちらかというと芸術表現よりも食べるために写真を撮っていた人たち。アジェはそういう写真を撮る一方で、フランスの街の――しかも日常の、絵になるというよりは本当にただの日常の写真をめちゃくちゃ撮っていたんですけど、それが“近代写真の祖”みたいに言われるようになって、最終的には芸術家として評価されるんですよ。
(今泉:對我有很大影響的人是法國的攝影師Eugène Atget桑。雖然他的照片也很棒,但是他的人生非常有趣。原本想要當演員的,也做過流浪(街頭?)藝人這樣的事情,後來憧憬想要當畫家,就跑去當畫家了,但是全部都不是很順利。但是,那個時候,有一種職業是為了讓畫家畫畫而拍照(拍攝想畫的風景等等吧?)這埸的職業唷。與其說是藝術表現,應該說是為了餬口飯吃而拍照的人。Atget桑一方面拍攝著那樣的照片,但其實法國的街道的。。。而且是非常日常的,與其說是會變成畫的照片,其實真的就只是日常照片那種,他也拍了非常多,但因此後來被稱為了「近代寫真之父」了,最終,他是以藝術家的身份被給予了評價唷。)
――画家でも死後に評価される人がいますよね。
(畫家也有死後才被人給予高評價的人呢。)
今泉 そうです。表現者になりたくてもがいていた時は全部挫折したのに、仕事のために写真家になってから、死後、表現者として評価された話を聞いた時、人生でうまくいかないこととかたくさんあるし、自分はいまなんで映画監督をやれているのかとか考えたりすることもあって。ふと、いまキツいなとか不幸だなって感じる時にアジェの人生を思うと、いまがつらくても何か糧になるんじゃないかなと思ったりもします。その人の人生の皮肉な部分も含めて、表現者としてすごく興味深いなと思います。
(今泉:是啊。雖然想要成為表現者,但是去追求的時候全部都受到挫折,可是為了工作而變成了攝影師,結果死後被以表現者的身份來評價,聽到這樣的事情的時候,覺得人生裡不順遂的事情有很多,也讓我思考了自己現在為什麼能夠當電影導演呢。偶而,覺得現在很辛苦啊,覺得很不幸的時候,想想Atget桑的人生,就覺得就算現在辛苦,也會成為自己的糧食,哪一天會有幫助也說不定呢。那個人的人生,也包含諷刺的部分,我覺得身為表現者讓我非常深感興趣。)
三浦 僕は以前、床剥がしと床貼りの体験をさせてもらったことがあって、ある職人さんについてその技術を身近で見させてもらったんです。そういう仕事はだいたい夜にすることが多いとのことなのですが、その時、僕たちが寝静まっている間にも、こんなにもたくさんの人たちが稼働しているんだっていうことを痛感したんですよね。よく落ち込んだ時に空を見上げろとか言われるけど、上じゃなくて下にも仕事って広がっていて、僕たちが踏みしめているコンクリートだって実は人の手で作られているし、人の汗や想いがあっていろいろなものが作られているんだってことをその体験があったからこそ感じられるようになったんです。仕事に対する価値観も変わったし、今度、そういう役どころが来たら役に立つかもしれないし。僕にとって、その職人さんが影響を受けた人ですね。
(三浦:我以前有機會體驗拆除地板和新鋪地板的工作,能夠有機會在某為職人身邊近距離觀看他的技術。這樣的工作通常很多在晚上進行,但那個時候我深深感覺到在我們安靜睡眠的時間裡也有這樣多的人在努力工作呢!雖然人們常說失落的時候抬頭看看天上,但是不是往上看,就是往下看有也很多工作在各處,我們踩著的水泥地也其實是人的手做出來的,因為有許許多多的人們的汗水和心意,才有這麼多東西被做了出來,正因為有那個體驗所以我才會這樣感覺得呢。對於工作的價值觀也改變了,下次,有那樣的角色來的時候也會對我有幫助也說不定。對我來說,那個職人桑就是讓我受到影響的人呢。)
取材・文/熊谷真由子
撮影/中村彰男
----- (完) -----

沒有聽春馬說過鋪地板的事情呢!不過也不知道這真的是對他有深遠影響的人,或是只是採訪當時臨時想到的回答。呵呵~主要是前面今泉導演說的法國攝影師的事情太戲劇化了,後面讓人很難接吧~呵呵!
不過電影配樂的事情我也是第一次聽說,我得回去重看一下再感受一次!!