恋愛に限らず
他人との関係を作るのが
苦手だった
その奥には
「どうせ私なんか」
という気持ちが
深く根を張っていた・・・・・・・
元JWなんて
誰にも受け入れられない
だから
自分が
家族が
みんな元JWだったことは
隠して生きていかなくちゃ
そう思っていたのが
一番奥の気持ち
だから
隠し事をして生きていく日々が
始まった
JWだった時も
元JWとなったあとも
もし
JWだったことが分かったら
変な目で見られるだろう
誰も私を受け入れてくれないだろう
もしかしたら
いじめられるかもしれない
揶揄されるのはあたりまえだろう
へんな噂を建てられるのも避けなくては
そんなことばかり考えていた
だから
なぜ
そう思ったのかな
と
考えてみると・・・・・・・
恐ろしいことに気が付いた
そう、
あれは
両親が
JWに入信した初期の頃のこと
両親の周囲が
入信をあきらめさせようと
方々から反対してきた
最初のうちは
親戚などは
なだめるように
「そんな道へは行かないで」
と優しく言っていたのが
そのうち
怒りだされ
あきらめられ
見放され
疎遠になっていった
辛かったのは
大好きだった
おばあちゃんが泣いて止めに来たこと
母も
泣いて
説明していた
なんで二人とも泣いているのだろう
そう思いながら
廊下で立ち尽くしていた小さな私
他にも
たくさんの人の気持ちを
逆なでして
最後には
今までの交流が
ほぼなくなってしまい
私の家族は
全ての親戚から
ご近所さんから
孤立してしまった
小学生の私は
この一連の流れを
ずっと
じっと
黙って
見ているしかなかった
寒い廊下で。
決して
発言などできず。
この時
確信したのだと思う
「JWという宗教は
周囲から受け入れられないんだ」
「JWという宗教は
周囲の人には嫌われるんだ」
そして気が付いてしまったこと
何より
一番まずいことに
「自分の信念を貫くためには
たとえ周囲が泣いて止めに入っても
信じた道を進めばいいんだ」
ということを
親の態度から学習してしまったこと
真に受けてしまったこと
両親が
周囲に反対されても
「これは正しい選択なんだ」
といっていたこと
「反対されても信念は曲げてはいけない」
といっていたこと
人を親を周囲を不幸にしても
自分の幸せを追求していこうとする両親
きっと
許されると思ってしまった
のか
だとしたら
これが
このあと
私の人生を
あんなに
本当に狂わせることになるとは
この頃の私は
知るはずもなかった
潜在意識に
刷り込まれた
恐ろしい解釈・・・・・・・・・・
あの頃に戻って
小さな私に
教えてあげたいよ