最初で最後?!ゼロ泊弾丸 富士登山の記録 | あせらず あわてず あきらめず

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日常のちょっとした事を中心に好き勝手に書くブログです。
けん玉の事、
lukefujiwara関連、ペダルボードやミュージックマンLukeモデル等楽器関係に関してもたまーに書きます。

先週の話になりますが、
8月28〜29日

まさかの富士山頂上へ、、、

あ〜

あの、一番てっぺんへ???



以前、息子の英語の先生に誘ってもらい

谷川岳へ登った後、

「もう登らない!」

って思ってたのにな、、、



インスタで

同じ先生からの誘い投稿見かけた時は、

行かな〜い(笑)って思ってたのに、、、



息子がまさかの参加表明?!



普通なら特に慌てませんが、、、



今回のプランは、


夜から登って頂上で御来光を浴び、、、

そのまま午後には下山するという


0泊2日の弾丸登頂?!



流石に放って置く訳にはいかず、、、


息子が棄権しても一緒に下山できるように


ね。




メンバーはほぼ全員初心者、、、

当初のプランは、


一番難易度が低いという吉田口から登る!


という事でマイクロバスで向かうも、、、

諸事情?まさかの通行止め?!


今からマイクロバスで行ける別ルート

御殿場口からだと日の出は到底間に合わない




と、

息子の検索テクで富士宮口からなら?!



とのプランが急浮上し、色々調べた結果、


途中タクシーに乗り換えれば行ける?!


となり、

富士宮口五合目へ向かう事になった。



五合目からスタートしたのは既に

21:00を過ぎてたかな?!


もうこの景色で十分でない?って


心の中では思いつつ、、、



『登山初心者軍団』は

無謀な初登頂を開始、、、




この日の天気は滅多にないレベルの快晴!

現地の方も言ってた。


もうね、この景色観れたし、、帰ろ!(笑)



ヘッドライトと非常食以外は持ってる靴とか

簡単な物で考えてたけど、、、



前日偶然出会った中古のティンバーランドと

偶々見つけた、靭帯を補う膝のサポーター

これらがこの後、、、


一緒に行動する事になった10歳の少年と

私の命を救う事になるとは、、、




スタートから皆でワイワイ楽しく登り、

八合目近辺まで。


まだ3,000メートル??


この辺です👇

白いウニャウニャは五合目までの道、、、


いやー、もうこの辺で降りようよ(笑)


と、この後事件が?!



ここからはあまりに必死で写真撮ってません






何が?



素人集団10人の中に参加者の親戚の子?

小学生の男の子がいたのですが、、、




ただひたすら真っ暗な中を登る登山、


標高高くなって寒くなってくるし、、


お腹はすくし、疲れてくるし、、、




そりゃグズるわな。



元々一緒に登るはずの親戚は遥か下、、、

引率役の先生は遥か上、、、




気づいたら俺以外面倒みる人居らんやん??


って事で、、、九合目から

この子を引っ張りながらの戦いが始まった



疲れちゃった10歳の体力に合わせて、
ゆっくり登り、何度も休憩とりながら


それでもまともに寝てない子供、、、

崖を登りながらフーラフラ、、、

ユーラユラ、、、

「倒れる時は山側に!」
「崖側の端っこ歩かない!」
とか声かけながら手を取って登ってた。



あっ?!っと思った次の瞬間、
支えてる手を引っ張られ一緒に転落、、、




しかけた。


10歳と言っても荷物合わせて約40kg
私自身肉体派でもムキムキでも何でもない

2回、ロープを超えて落ちかけた
この2回は、、、マジでヤバかった




5mも登らないうちに、、
「もう嫌だ」「休みたい」と座り込む

、、、


息子は他のメンバーと遥か上を登っていた。


、、、


この子を連れて下山しようと思ったけど、


何を隠そう今回登った富士宮口、、、

素人向けではなくむしろ難易度高かった様で

この子を背負って降りるのはまず無理だ


、、、


変更後の予定通り
このまま頂上まで登り反対側の吉田口へ下山


これが一番難易度が低い。




この子、まともな装備を持ってきてない
靴は普通のスポーツシューズ、、、


自分の装備から防寒具を出して着せた。

常に体重を支え、手を引き

、、、




何とか9.5合目まで一緒に登れた。


丁度そのタイミングで、

もうすぐ日の出、、、
な朝焼け感

疲労困憊、満身創痍、、


でもものすごく綺麗な景色だった!







こんなに天気良いのに、

とにかく寒くて



この子を寒くないところで休ませてあげたい




9.5合目の山小屋で



『この子をココで休ませて欲しい』

とお願いした。



食事処だから何か食べる間だけなら、と。



温かい物も食べる元気なんて無いので、


飲みたいけど呑んでる余裕なんてない

800円もする350mlのスーパードライ買って


これで少しだけお願いできないか?



「此処は休憩所では無いので、、、」


と言いつつ、座敷の端っこへ通してくれた。


住み込みで働く音楽好きの若者達だった

優しい目してた。


ありがとう。




少し安心した私は外へ出て、


いよいよ迎える御来光を浴びに!

頂上で浴びることはできなかったが、、、



何とか少年と生きて此処まで来れたし、

良しとしよう!









そして、

これがこの日のベストショットかな?




ちょっと感動的だった。






そして無事にこの子を連れて下山する為

足を引きずりながらまた登り始めた。




もうね、写真撮ってない(笑)




そして3時間位かかったかな?

ゆっくりゆっくり登った、、、



やっと山頂!!!


意外にもこんな感じになってた(笑)

しかし本当に良い天気だ。



この子もとんでもない経験したよな、、、

普通はこんな弾丸登山に、

ほぼ無装備の子を連れて来んて、、、



本当によく頑張ったよ。

この子は強くなるよ!




山頂からの眺め、やっと自撮り(笑)



そして、2人でけん玉?!

学童で けん玉はやったことがあるって!



頂上に持ってきたのは



父の肩身の腕時計



祖父にもらった けん玉




今日、此処に来た、、


来る様に仕向けられてた??


のは、息子の見守りでなく


、、、



この子を守れって指令だったのかな??



、、、


ふと思った。





しかし、これで終わりでは


ない。





富士宮口よりかなり難易度が低いとはいえ


この体の状態でこの子を連れて降りれるか?




まともに寝てない10歳




一度は見てみたかった富士山の火口!



ぐー○るマップさんで


頂上を回って反対側の吉田口下山ルートへ



こんな崖っぷち?!

雲までかなりの距離、真っ逆さまです



私、高所恐怖症なんですけど、、、(笑)




此処でやっと、

息子とベトナムのメンバー2人と合流

ベトナム男子1名以外は、みんな限界超え



そうそう、曇って、、、

昇り龍みたいに伸びてくることあるのね?

初めて知りました



最低限の登山靴風シューズ履いてる私でも

足ガタガタなのに?


10歳の少年はスニーカー、、、

ホント、よくがんばった!



そして、、、

何とか食事ができるとこまでたどり着いた



ココからはひたすら砂利道のグネグネ坂と

上がらない足と奪われ続ける体力との戦い



頂上まで少年を引っ張り上げた段階で限界


さて下山は?と諦めかけてましたが




息子が引き継いでサポートしてくれた。




まだまだ頼りないと思ってたけど、、、



いつの間に?


こんなに成長していた。




少年を気遣い、元気付けながら


もう大丈夫、

そう安心できた。


息子も知らない間に強くなってた




ベトナムの2人と4人で何とか、、、


吉田口五合目まで下山。



先に降りていたメンバーと合流できました。




結局九合目で宿泊となった

少年の親戚グループ3名も、、、

翌日無事に下山できたと連絡があった




参加者10名皆無事に登頂下山できました!




少年は下山の七合目過ぎから元気を取り戻し


逆に私の手を引っ張るという(笑)



あんなに甘えん坊でわがままな子が、、、


一日でこんなにたくましくなった?




31日から学校あるって言ってたけど、



「大人でも厳しいルートで弾丸富士登頂」

ってちゃんと自慢できたたかな?





参加者それぞれ今回の経験が、

これから先きっと大きな力になると思う。



とにかく皆、無事で良かった、、、




山を甘く見ないでください

安全な登山計画と装備を準備してください


下手したら本当に死にますよ!



甘い考えだった事、相当反省しています。






お父さん、おじいちゃん、、

ちゃんと守ったよ!




でも、もう登らない!!

多分(笑)