箱根山(戸山公園)
大隅庭園、穴八幡宮と来て、数分歩くと、ここへ。都立戸山公園です。戸山公園は箱根山を中心とした箱根山地区と、明治通りを隔てた大久保地区と大きく二つに別れています。ここは、箱根山地区。かつてこの一帯は江戸随一の大名庭園と称された尾張徳川家下屋敷「戸山莊」がありました。約45万㎡に及ぶ広大なものです。広場ではどこかのサークルがダンスの練習をしています。緑が豊か。涸れた川があり、森林を歩くと、やがて道が上に向かい、登ると、ここへ。ここが箱根山の頂上。高さ44.6mで、山手線内では最も標高が高い山です。スマホの高度計では52mと。ただ、人工で作られた築山なので、自然の山としての都内最高峰は、愛宕山の25.7mに譲ります。この築山は、玉円峰(ぎょくえんぽう)と呼ばれました。箱根山と呼ばれるようになったのは明治になってからのことです。どうして箱根山と呼ばれるようになったかは、分かりません。戸山公園サービスセンターで「登頂証明書」がもらえます。記念ファイルも売っています。公園付近は、戸山ハイツといった団地や大学や高校といった文教施設や、社会体育館や障害者センターなど公的な施設が多い。それでは、「下山」。途中、こんなものやこんなものがあります。箱根山は50年ぶりくらいですが、記憶とは全く違いました。