皆様 いつもありがとうございます。高学歴難民と言う本を読み、思い当たる人が周囲に多いです。私は昔卒論で「漱石 こころ」を選び、明治大学の同級生たちと、雑司ヶ谷霊園まで墓参りしました。

 

その後アメリカ留学。スタンフォード大学院で出会ったウチのアメリカ人オットは、大学はマサチューセッツ工科大を卒業しました。


彼が大学寮で一緒だった親友は、マサチューセッツ工科大卒業した後、スタンフォード大学でMBAを取得。キラキラの学歴なのに職に恵まれない理由は、卒業後政府の仕事で長年戦地で勤務したから。戦地から帰米してPTSD (心的外傷) からウツになってしまったのです。

 

彼は57歳で職なし。昔、戦地で働いて貯めた資金も目減りしています。最近、心臓系の病気で妻に先立たれました。葬式は、21歳の一人息子の学期が終わるまで延期するそうですが、

 

「葬式代がないんじゃね?」

 

もっぱらの噂です。

 

最近彼は、ウチのアメリカ人オットに電話して嘆きます。

 

「もう、生きていたくない」

 

オットはたしなめます。

 

「オマエはヘタレだが、今は生きなきゃダメだよ。母親を失くした一人息子が、ひとりぼっちになってしまう。あの子が結婚して家庭を持ったら、好きにしていいよ」

 

そうだった、母親を喪って悲しんでいる彼に、これ以上の打撃は辛過ぎる。えーん

 

「数年後にはきっと今より強くなってるよ。人生って皆んな、grind (ギリギリ掻きむしられる)されることなんだぜ。いつかは逃れられる。報われないことの方が多いけれど」

 

読んでいただきありがとうございます。

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