皆様 本日もご訪問ありがとうございます。先日100歳直面で没した母の長姉ですが、彼女を悼み、別の叔母 (長姉と母の妹です) と私の妹が参加する女たちの句会 (フリージアの会) で、伯母について詠むことにしました。
秋冷えに 伯母触れし旧き 金箪笥
解説: 母の実家は神戸の旧家でした。空襲で大半が焼けたのですが、明治時代に作られた箪笥は無事でした。この箪笥は一部金張でしたが、伯母は亡くなるまで介護施設で使っていました。写真は箪笥の中にあった着物です。従姉がカバンにしてくれました。
伯母逝きて 母と目見うるか 秋日和
白寿の秋 懸命に生く 大正女
秋の陽が 振りそそぐ朝 伯母失くし
長月忌 伯母よ我が母 よろしくね
長月に 無沙汰詫びたし 伯母送り
流れ星 別れ言葉も 言わず去り
紅葉を 待たずに伯母は 白寿逝き
伯母去りて 流れ星降り 空哭くか
伯母の声 冴え渡る秋 確と聴き
読んでいただきありがとうございます。