年によって出来不出来があるらしく、良い聖護院かぶらが採れなった年は、
「今年はかぶらの出来が悪くても一つですねん…」
と申し訳なさそうにおっしゃった。実に潔い。
千枚漬けはこの時期にしか食べられない"季節もの"なので年に一度は口にするけど、今年の千枚漬けは台風や寒波じゃないけど数年に一度の出来。(luke調べ)
この冬のうちにもう一回お取寄せ確定。
常備している山椒が見当たらないので店に問い合せると、
「今年は良い山椒が採れなかったので作ってません…」
と言い切る。
出来が悪ければおすすめせず、良い素材が入らなければ作らない潔さがとっても素敵。
通販ではこんな人と人の温もりを感じる商いはできまい。
京都では家々に贔屓の漬物屋やちりめん山椒屋があると言われるけど、こんなご時世でも古き良き商いを続けておられる店には贔屓を呼び、それを繋ぐんでしょうな〜。
というわけで、あくまでも千枚漬けをメインとした「九条ねぎ入りだし巻き玉子定食」を食べた。