野球もサッカーもなくてラグビーも終わっちゃうと、することもなければネタもないのよね…。
というわけで今年三度目の『楽しい音楽の時間デス♪』
◆東京文化会館
もうすぐ築60年。
東京文化会館はシンフォニーホールとかサントリーホールができるまでは随一のクラシック専用のコンサートホールでした。
世界遺産になった向かいの西洋美術館と似た感じなのは、西洋美術館を設計したコルビュジエの弟子でその設計のアシスタントを務めた前川國男が設計をしたから。
◆この世で一番好きな音楽ホール
クラシック少年の頃、お小遣いやお年玉を貯めては東京文化会館にやって来たのを思い出します。
併設されている小ホールは僕がこの世で一番好きなコンサートホール。
お子ちゃまの当時はもっぱら華々しいオケ曲ばかり聴いてたけど、何かの機会でこの小ホールで何かの演奏を聴く機会があったんだけど、それが何だったかはさっぱり思い出せず…。
当時の僕に室内楽は退屈だったけど、なんだか非現実的な空間と演奏者を包み込むような居心地の良さはしっかり覚えていて、『この世で一番好きなホール』と認定していたのでした。
機会があったらまた行きたいな~と思ってたら、大注目中の荒井里桜さんがリサイタルをされるそうな。
というわけでお休みを取ってやって来ました。
◆さて演奏
マイクを持ってMCをしつつ…、というのはクラシックには珍しいんだけど、彼女の声は初めて聞きました。
慣れないMCの様子や自分の言葉で話そうとする姿は二十歳になったばかりの大学2年生の初々しい生声でした。
さて演奏。
ヴィエニャフスキの華麗なるポロネーズはきっと得意なのでしょう。
この曲を弾いて拍手喝采を浴びてからはホールもお客さんも暖まり、彼女の集中力が更に一段階高まってくるとこっちのもん。
最後のR.シュトラウスのヴァイオリンソナタは圧巻の演奏で、僕がこの曲を聴いた中で一番素晴らしい演奏でした。
演奏が終わった瞬間の彼女のしたり顔にも似た
表情を見て色んなことを勝手に想像しました…。
日本音コン1位の実力者とはいえこの難曲をこの日に弾こうと思い、折れそうになりながら練習を重ねてきたこと…等々を勝手に想像して、おっちゃん涙腺緩みかけましたわ…w
きっと彼女自信も会心の演奏だったに違いありません。
◆冬終了のお知らせ
演奏会が終わって上野公園を散歩すると平日だというのに凄い人。
公園内にあるスタバやパークサイドカフェはテラス席もいっぱいで、久々の日向ぼっこを楽しんでおられます。
ポカポカ陽気が懐かしく感じると同時に、冬終了のお知らせを感じるのでありました。
さて、週末はJリーグも開幕するし野球はオープン戦が始まります。
やっぱり冬終了だわ♪