心震えたラグビー大学選手権決勝 | LukeのBlog

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ヤクルト・スワローズ、ヤクルト・レビンズ(ラグビー)、ラグビー、ガンバ大阪、陸上、サイクルロードレース、東大野球部、東大ウォリアーズ(アメフト)、Xリーグを熱烈応援中で趣味・料理。

『今年の明治は強い!』
と言い続けてきて、ひょっとしたら正月は越せるかも…と思ってたけど、正直言うと決勝まで来るとは思ってなかった。

低迷して久しい明治の決勝進出は斉藤祐也キャプテン以来の19年ぶりで、優勝となると信野キャプテンの時以来の21年ぶりらしい。
共に国立で見てたけど、当時は決勝進出は当たり前で王者に相応しい強さがあった。


◆ラグビーの面白さが詰まった試合
正直、今日のラグビーを活字で語るのは心底難しい。

秩父宮の異様な雰囲気は、ここ数年感じたことのない「決戦」を感じさせ...
両者の執念とラグビーに対する拘りには、「勝つことより大事なこと」を感じさせ...
Noside後の清々しさには、選手や詰め掛けたファンですら「Nosideの精神」が宿ってるように感じた。


◆ 帝京大学 21 - 20 明治大学
『大学ラグビーとは?』と問われると、技術的・試合運び的な巧さや、戦術により相手の良さを消し合うトップリーグのうな成熟したラグビーではなく、個々にやりたいラグビーをやり尽くすラグビー。
正直、こっちの方が面白いんじゃないかと思うことがままある。

今日に関していうと、帝京は積み重ねた経験による連携と総合力で圧倒したい。

明治は自陣からでも蹴らずに「前へ」。
こんなに「前へ」を感じさせる明治のラグビーも久々で、今年色んなラグビーを見せた明治の行き着く先が明治伝統のラグビーだった。

タラレバ...はある。
されど、長らく明治のラグビーを見てきた者として言うならば、今日のラグビーは物凄く満足いくものだったし、負けて大喝采。


◆明治は復活するのか?
これが学生スポーツの難しいところ。
素晴らしい成績を残したり、次に繋がる試合をしても卒業により選手は入れ換わるのが学生スポーツ。

今年に関していうと、今年の明治の肝である両CBとフロントローが抜ける。
特に存在が大き過ぎた梶村選手が卒業するのは大きな戦力ダウン。
新しいチームを作り直す過程で今年の戦績や悔しさが生きることを願いましょう。


というわけで今年の大学ラグビーはこれでおしまい。
あとは来週、トップリーグの正に最終決戦を残すのみであります。
ウインタースポーツが次々と終ってくのは寂しいけど、それは球春が近づいてるってことでもあるのよね。