されど、どこもかしこも年末に第九を演るとなると、それはもはや日本の文化となっていて『一応聴いとくか…』ってことになる不思議。
いつものアマオケも第九をやるというので行こうと思ったら、なんとチケットが売り切れてるそうなのでイブイブのゲネプロに潜入してきた。
ゲネプロに地元の小中学生を無料招待だなんて中々粋な計らい。

今更ながらだしド素人の僕が言うのはなんだけど、ベートーヴェンってのはやっぱり天才だわ。
聴くに絶えないような下手なオケでない限り『おぉ~、これはベートーヴェンだわ』と聴けちゃう構成力と音の厚み。
難聴を患っていた彼がこの曲を作った時はほとんど聞こえてなかった…というのが未だに信じられない。
クラシック少年の頃から何回となく第九を聴いてきて、第九と言えば誰もが知ってる4楽章の合唱のメロディーなんだけど、歳を重ねるにつれ3楽章のアダージョの美しさに惚れ惚れする。
それはきっと年齢による趣向で、そのうちオケは聴かなくなって室内楽やピアノやヴァイオリンのソナタ系にシフトしてくのでしょう。

思うに…、第九のアンコールはやるなら讃美歌ではなくてハレルヤbyヘンデルがいいと思うんだけどな…。
クラシック少年の頃にN響の第九でハレルヤを演った時は感動した覚えがある。
それにしてもゲネプロは時々止まって微調整しながら進むので3時間半の長丁場には…、ちと疲れた。
というわけで今日で仕事納め。
それでは皆さん、よいお年を。。