と疑念的だったくせに7位という低評価と、獲ったのがヤクルトではなく日ハムということにショックを受けていて、自分が思いの外宮台ファンだったことを悟る。

地元でよく行くバルの店主が全く違う業態の店を笹塚に出した。
同じ沿線なので『いつでも行ける…』と思ってるうちに二ヶ月が経ってやっとその機会がやって来た。
惚れ惚れするほどの美人の看板娘で、その店にはなくてはならないホール係りで、その店主の奥様が『あたし木曜は笹塚に行きますねん。来れたら来て~♪』と標準語が喋れへん関西弁で懇願されて参上。

正直、宮台君は外れ1位と言わずとも話題性込みで2位か3位くらいで指名されると予想してた。
六大学野球でプロ野球に入ってく選手を何人と見てきたけど、東大の選手は線が細くて基礎体力の違いを感じることしばしば。
そこに加えて肩に怪我を負った過去を鑑みると、指名をしなかった11球団は将来有望な頭脳明晰な若者の人生を鑑みた…と思いたい。
日ハムについては金と話題性になることなら何でもやる、『ドラフトに関しては相変わらずゲスい』というイメージを勝手に持ってるけど、今回も同じようなことを感じた。

店内はカウンターが挟む形で厨房があって奥にテーブル席がある変わったレイアウト。
炭火焼きの焼き台の方のカウンターは喫煙席、反対側は禁煙席とありがたい仕組み。
僕も煙草を吸ってたけど決して嫌煙家ではないし、飲み屋で隣で煙草を吸われても何とも思わないんだけど、一つだけ許せないのは”置きタバコ“。
こっちとの境界線に灰皿を置かれて吸いもしないで煙草を置かれると、勝手に煙草を消してトラブル勃発したこともあるのでw、カウンター派としてはありがたい。
メニューは赤ウインナーとかちくわの磯部揚げのような懐かしい大衆居酒屋料理に、店主自慢の鮮魚や一品料理が並ぶ。

と言いつつ…
全く反対の感情として、『プロ野球でやりたい!』という彼の夢を叶えてくれてありがたとう…という感謝の気持ちが混在してるいる。
それになにより、日ハムは若い選手を育てるのが上手いイメージで、スワローズが獲ったなら…と考えると日ハムで良かったとも思えてくる。
スワローズを見に戸田に行ったことはないけど、鎌ヶ谷に行ってみようという気持ちが沸々とわいてきた。
夢を持って目がキラキラした若い夫婦に見送られて店を後にして、ご機嫌で帰るドラフトの夜でありました。