チアや吹奏楽が学注やったり、チアが指揮をしたり楽器を演奏したり...。
普段は見ることのない年に一度のお祭り的な応援席は応援部にとっての引退への行事でもあります。
チアの学注にさっそく涙腺決壊。
どんなときも笑顔とダンスと大声で応援席を盛り上げてきた4年生の彼女達。
この日は毎回衣装を着替えての必至の応援で、最後は全員がバケツの水を被って水も滴るいい女。
ここ数年のチア責と呼ばれるチアのリーダーの子は、実は応援席をまとめあげてる影の応援団長。
去年のチア責さんが圧倒的過ぎたけど、今年の子も立派に勤めあげました。
最後のエールでの指揮の子が号泣しながらの「ただ一つ」。
一年間、大きく口をあけて笑顔で歌いながら指揮棒を振ってきた彼女の泣き顔に図らずももらい泣きしてしまい歌えず...。
(この日3回目の涙腺決壊(笑))

◆さて野球
金曜の夜のNHKBSで大きく取り上げられた宮台君の登板もなく、「壊れてもいいから投げ抜く!」と語っていた山本俊君は前回の登板で(たぶん)肘を壊して途中降板、更に守備が課題...とされた楠田君も前日の試合で試合を決める致命的なミスをした際に腰あたりを負傷してベンチにも入れず...、満身創痍の東大ベンチ。
この日好投の三木君は7回途中で打者を打ち取った瞬間、足をおさえてまさにマウンドに崩れ落ちて場内騒然の緊急降板。
抱えながら降板するときは泣いてるようにも見えた。
最終戦は固くなりがち。
相手が勝てるかも知れないと煽られた法政ならなおさらで、ランナーを出すもあと一本が出ず。
悲願の勝ち点は来年のチームに委ねられたのであります。
◆引退式
18番ゲート付近で行われた引退式は超カオス。
更にこの日はスワローズが秋練習をやってるため、クラブハウス前はスワローズファンの出待ちのカオス。
大引選手の即席サイン会に並ぶなぜかオレンジシャツやタオルを首に巻いた人達は試合を終えた法政ファン。
(サインをしている大引選手の写真は撮ったけど、SNSに選手の写真を載せるのは肖像権を侵害していていると言われる左近ゆえ自重)

引退式で大群衆となって通行すらままならない所をスワローズの選手が人をかき分けながら歩いていくも、引退式待ちの東大ファンは川端君も山田君にも見向きもせず完全スルー(笑)
スワローズファン的には...「山田くらい気付いてあげてよ!せめて写真くらい撮ってあげてよ!」ってくらいの完全スルー(笑)
六大学野球のファンはプロ野球にも興味がある人が多いんだけど...、こと東大ファンにおいては違うのかも。
テレビで男気を感じさせる発言をしていた山本俊君は挨拶の順番が回ってくる前から泣いていた。悔しかったでしょう。
でもずっと応援してくれた仲間に送り出されて幸せ者だよ...。
文武両道が素晴らしい!とは言わない。
けど、野球エリート達が集まりプロ野球への専門学校と化してる六大学野球を純粋に大学の部活動として見た場合、東大野球部員は物凄い経験をしている...と思うことが多い。
野球で選ばれて入った選手が多い世界で、圧倒的に野球が上手い選手達を相手に、一つの勝利と一つの勝ち点を目指して4年間ただただ野球に打ち込む。
一つの勝利や一つの勝ち点ではなく、彼らのこの経験こそが、『ただ一つ』なのだ。