先週余ったレモンを見た勢いでレモンタルトを作ってみたら思いの外美味しくできて味をしめたlukeです。
この週末は宣言通りマキシム・ド・パリの“ナポレオン”(イチゴのミルフィーユ)を目指します。

何回か食べたことがありますが、とりあえずHPを見て予習。。。
『オレンジリキュール「コアントロー」の香り高いカスタードクリームとたっぷりの苺をサクッとした厚みのあるパイ生地でサンド。表面には大粒の苺とバニラビーンズを加えた生クリームでデコレーションしました。
ナポレオン皇帝が被っていた帽子に形が似ていた事や、数あるお菓子の中の「皇帝」を意味することの由来から、その名を「ナポレオン・パイ」との愛称でも親しまれたレストラン マキシム・ド・パリを代表するケーキです。』
だそうですが、さっぱり解りません(笑)
コアントロー…、なんだそりゃ。。。
こないだから薄々感づいてたんだけど…、お菓子作りって妙にお金がかかるんですよね~。
意外と高いバニラビーンズに加え、今回はコアントローなるオレンジリキュールにスライスアーモンドにイチゴを調達しなければなりません。
よく考えたらマキシムのナポレオンは小さいサイズで1800円位。
サイズもほとんど一緒なのを作ろうとしている僕はこれらの材料を買い足すだけで軽く2000円を突破してるんだけど、これってどうなのよ?
なんて冷静になって振り返ってはいけません。
料理もそうですがお菓子作りはプラモデルと一緒。
作る過程が楽しいんであって、出来上がったお菓子が美しくて美味しければ“なお可”って程度でいいんです。

まず、パイはもちろん手抜きで500円もするパイシートを使います。

カスタードクリームはオレンジリキュールのさっぱりした仕上がりで、目分量の砂糖によりやっぱり甘さ控えめです。
コアントローなるオレンジリキュールせいか重さはなくてさっぱりしたカスタードクリームになりました。
もはやカスタードクリームはトマトソースと同じくらいハズしません。
既に勝利の予感がします。
きてます!

飾りつけのイチゴは板ゼラチンを入れたシロップを作って、それをかけてキャラメリゼ(業界用語らしい)してキラキラさせて398円とは思えぬ高そうなイチゴに変身させます。
バニラビーンズの香りのする生クリーム。
秘密兵器のブラウンで生クリームの箱の横に書いてある通りに泡立て、100均で買ってきた搾り袋を使いながら組み立てて、回りにローストしたアーモンドをまぶして出来上がり。
正直言うと、スライスアーモンドってあまり好きじゃないんですが、マキシムのミルフィーユには側面にこれがまぶしてあるので仕方ありません。

できました。。。
やっぱりさ~、生クリームの搾り作業は経験だよ~。。。
素人には無理だってば~。
またしても見映えはイマイチな仕上がりです。
ミルフィーユなんて組み立てるだけなのになんでこんなに上手くいかないのかと。。。
とほほだよ…。

ミルフィーユはカットが難しいんですが、こんなに綺麗にカットできました。
実は一番下のパイ以外は最初からカットしてあるんです。
温めた包丁をゆっくり入れて一番下のパイをザクッと切れば綺麗に切れるようにしてあります。
どこかのレシピにあるかもしれないけど、これは木曜の帰りの電車の中での“一人作戦会議”で思いついた技です。
それでは食べてみましょう。。。
味だけで言うと、とても趣味・料理のスワローズファンのおっさんが週末の暇潰しに作ったとは思えぬ旨さ!
オレンジリキュールが効いた大人の味で、意外や意外、回りにまぶしたローストアーモンドが実にいいアクセントになって美味しい。
それにしても…
『この街で午前中から必死こいてミルフィーユ作ってるのは俺とケーキ屋くらいだぜ…、めいび~。』
今日、お菓子作りは飾りつけが8割を締めると確信し、ケーキの日のお料理教室で飾りつけが上手くいかなくなると先生に任せてクリーム舐めてる人の気持ちがわかった…、
58点。
味見でカスタードクリームと生クリームを舐めてたらなんだか胃がもたれてきた週末の午後でありました。
一切れ食べたものの、もいいらないんだけど…
どうしよう、これ。。。