お泊まりデートでハートをつかめ① | LukeのBlog

LukeのBlog

ヤクルト・スワローズ、ヤクルト・レビンズ(ラグビー)、ラグビー、ガンバ大阪、陸上、サイクルロードレース、東大野球部、東大ウォリアーズ(アメフト)、Xリーグを熱烈応援中で趣味・料理。

大好評の“ハートをつかめ”シリーズはいよいよ彼女とのお泊まり編。
過去の“ハートをつかめ”シリーズについては、前回の貫井企画でハートをつかめからさかのぼってご覧ください。


春のデーゲームで初デートをした彼女はめでたくスワローズファンになり、たくさん野球も観たしデートを重ねてきました。
宮本さんが2千本を打った帰りの夜、『つ…つき合ってください!』に彼女が頬を赤らめて静かに頷いてから1ヶ月が経ちました。

がしかし!
お互いに奥手というか煮えきらないというか…、初デートから3ヶ月も経つというのに唇を重ねるどころか、手を繋ぐことすらできていないのです。
「これで彼と彼女なの…?」
互いの不安を打ち消すためにもそんな関係にビシッと終止符を打ち、名実共にステディな“大人の関係”にならなくてはなりません。

紳士ぶって“いい人”をしてるだけではいつまで経ってもあなたの恋は成就しませんし、このままでは恋とか愛とかじゃなくて友情が芽生えてしまい、異性として見られなくなってしまいます。

どこぞのおっさんのブログでよく見る“親友女子”だの“新親友女子”という響き…、一見聞えはいいのですが、つまるところ“男として全く相手にされてない”ということ。
本人は気付いてませんが早く気付かせてあげねばなりませんし、そうなってからではもはや手遅れです。

「こんなことならスフレの帰りの有栖川公園で手を繋ぎ、メキシコ料理帰りの恵比寿ガーデンプレイスのイルミネーションをバックに勢いでチューをしておけばよかった…」
なんて思っても後悔先に立たずなのです。
タイミングを逃し続けていてはいけません、ここらでガツンと勝負をかけましょう。

そこで“横浜の港の夜景を二人で見よう作戦”です。
そうです!お泊まりです!!
異国情緒漂う港町でとっくに過ぎてるけど彼女の誕生日会をやるという口実でお泊まりを企てちゃいましょう。

誘った時点で一夜を共にする覚悟をさせることも大切です。
あなたも勇気を振り絞るんですから彼女にもドキドキしながら“勝負下着”を準備させてやりましょう。

そしてある日のデートで勇気を出して切り出しましょう。
『君と横浜の港の夜景を見ながら過ごしたいんだ…』
『ホテルの部屋でお誕生日会をやろう…』
(すみません…、僕にはこのセリフは無理です(笑))

さてホテル探しです。
(個人的好みですが)リゾートであれなんであれ、ホテルの窓は開くに越したことはありません。
横浜なら街の喧騒や汽笛の音、港の風を感じられるホテルがおすすめです。

LukeのBlog-h005828_aa_L_bl0001.jpg
ありました。
パンパシフィックホテルなら窓が開くどころか少し広めのバルコニーまで付いていて、そこには椅子とテーブルが置いてあります。
このバルコニーもあなたの力強い味方となり手助けになってくれるはずです。
思いきってバルコニー付のエグゼクティブツイン・パークビューを朝食も夕食も付けずに一番早い15時チェックインで予約をしましょう。


さあ、いよいよその日がやってきました。
今日は余計な観光はせず、ゆっくり二人で過ごす一日です。
14時過ぎに着く東横線でみなとみらいに着いたらランドマークプラザにある成城石井とPLAZA(旧ソニプラ)に向かいましょう。

お祝いのシャンパーニュにツマミや珍しげな輸入菓子を買い込む時間もこれまでの二人ではできないひとときです。
ゆっくり時間をかけて存分に楽しまるはずです。

チェックインして、ドキドキしながら部屋に入るとテーブルに花束が置いてあります。
そうです、前日ホテルに電話をして簡単な花束を用意してもらっていたのです。
あなたはおもむろにそれを取って彼女に渡しましょう。
『遅くなったけど…誕生日、おめでとう。。。』
彼女の目を見てください!
あなたこそおめでとうございます、彼女は完落ちです。

一段落ついてバスルームやシャワールームの様子を見ていると、彼女は花を片手にバルコニーに出てベイブリッジを眺めています。
彼女の頬を港の風が撫でて髪を揺らしていて、後ろ姿には「幸せ…」って書いてあります。

そっと近より勇気を出して肩に手をやり、二人で港を眺めましょう。
彼女はビックリすることもなく自然に受け入れてくれるはずです。
言葉はいりません、じっと港を見てればいいのです…。
すると二人に水を差すようでいてあえて焦らすようにドアチャイムが鳴ります。

ルームサービスの女性がやってきて、テーブルになにやらセッティングをしていくさまに彼女は目を白黒させています。
そうです、あなたは前日にホテルのパティスリーに電話をしてバースデーケーキを予約してあって、チェックイン30分後に部屋に持って来てもらう手はずだったのです。
更におめでとうございます、サプライズの連発に彼女は落ちるのを通り越して、もはや溶けかかっています。

シャンパンを開けて乾杯をし、ショートケーキのイチゴをツマミにシャンパンをテーブルで飲んだりソファーで飲んだりしながら過ごします。
彼女の笑顔ばかりが印象に残る素敵な時間が流れ、あっというまに夕暮れの時間です。
今度はグラスをバルコニーに持ち出して眺めましょう。

そして空を赤く染まった空が最後に黄金色に輝いた瞬間がいよいよその時です!
絶対に失敗はあり得ません。
黙ってチューをしましょう。

シャンパンなのか、夕日なのか、照れてるのか解りませんが彼女の赤くなった頬の色はずっと君の頭に刻まれることでしょう。

LukeのBlog-170243_00017.jpg
さて、そこで勢い余って押し倒してはいけません、夜は長いハズです、早めの夕食に出掛けましょう。
みなとみらいはどこまでいってもビジネス街です。
会社帰りの愚痴を吐くおっちゃんの隣の席になっては台無しです。
迷わず中華街に出掛けましょう。
LukeのBlog-chi01.jpg
ケーキやお菓子を食べながらシャンパンを飲んでいるのでお腹はあまり空いていません。
コテコテの中華料理を食べる余力はありませんので、中華街に点在する船員バーに向かいましょう。
LukeのBlog-pt63.jpg
軽いつまみから素敵なカクテルまで異国情緒漂うお店で味わえるに違いありません。
ただし、飲みすぎはいけません。
大事な夜に差し支えますし、酔っ払った勢いで…、はいけません。
2~3杯で引きあげましょう。

LukeのBlog-img_49040_11036933_1.jpg
バーで素敵な時間を過ごし、お腹も満たされたので善隣門から東門まで中華大通りを観光気分でそぞろ歩き山下公園に足を延ばしましょう。
もう彼女はなんのためらいもなくあなたの手をしっかり握っているに違いありません。
端から見れば完璧なラブラブカップルです。

さて山下公園からタクシーを拾ってホテルに戻りましょう。
部屋に帰って明かりをつける前に彼女をギュッとすれば大丈夫。。。
LukeのBlog-P1000605.jpg
それでは健闘を祈る。


※この記事はあくまでもフィクションです。lukeの体験談ではありません。