本人は味が足りない…って言ってたけど確かに外で食べるカルボナーラって生クリームやパルミジャーノが大量に入っていて、こってりもったりと確かに重い。
自分で作るとなるとその重くなる要因を減らしたくなるのも確かにあるし薄味にできちゃう気持ちがよくわかる。
オムレツやだし巻き玉子は大好きだし、それらの玉子料理に"重い"と思ったことないのにカルボナーラは何回食べても"重い"。
で、料理が趣味のlukeは考えるわけであります。
『軽いカルボナーラを開発しよう!そうしよう!』
そしてとある週末、須藤君がだし巻き玉子を焼いているのを見てひらめいたのである!
名付けて…
『“九条ねぎ入り京だし巻き玉子”風カルボナーラスパゲティ』
きましたわ~。
とうとう僕にも玉子料理の神が降りてきました。

ボウルに全卵1個に卵黄1個(これは僕の普通のカルボナーラのレシピと同様)、そこに顆粒の本だし、水、塩に薄口醤油をほんの少し。。。
(僕はだし巻き玉子には砂糖は一切入れないので甘味はなし)
よく混ぜて味見をしてみたら、なかなかいいけどパスタと絡ませるには味に深みというか奥行きがない。
“パスタには動物性脂質は不可欠”が持論。
で和風で考えたのが“そぼろ”。
あまり色を出したくないので醤油を控えめにして鶏そぼろを作ってみる。
九条ねぎはスパゲティに合う程度の1cmくらいの斜め切りにして、そぼろを作ってそのままの冷えたフライパンに玉子液もろとも入れておく。
スパゲティをいい感じに茹でてフライパンに入れ、弱火で少しずつ温めながら混ぜる。
だんだん玉子が固まってきて、液状でなくなる寸前で盛りつけ。

カルボナーラの出来上がりには粗びき胡椒が世の常。
がしかし、神が降臨中のlukeは胡椒は使わず、京都の“黒七味”をパラパラパラとやるわけです。
七味はいつもは清水寺の七味家の七味を使ってますが、今回は少々お高めの“原了郭の黒七味”を使用します。
山椒が強くて黒い色もこの料理によく合う。
東京ではなかなか手に入りにくいし七味としてはなかなかのお値段なので、たまにお土産にすることもある原了郭の七味と山椒。
お試しください。

試食…
うめ~!
というか、マジでだし巻き玉子を食べてるみたいでさっぱりあっさりしていながら九条ねぎの甘味と旨味が絶妙です。
九条ねぎは大好きなのでよくスパゲティに使いますが、やっぱり素晴らしい食材です。
次はシラスのカルボナーラかな
100点ではないけどなんだか新しい料理の楽しみを得た気がしました。
お試しあれ。。。