
この見慣れた景色、絵画館が小さく見えますよね~。
(まぁ携帯カメラだし、実際大して近くはないんですが…)
知ってる方も多いかもしれませんが道路の両脇にそびえ立つイチョウの木、手前の木から奥に向かって徐々に背が低く剪定されてるんですよ。
見にくい写真で申し訳ないけど、ほら、観客席の向こうのイチョウの木、右から左に向かって段々背が低くなっていくでしょ?

更に!
この並木通り、青山通りから絵画館に向かって若干の下り勾配に作られているんですよ。
青山通りの信号から噴水の前の信号まで1m下がってるんですって。
なぜかって?
フィレンツェのウフィッツィ美術館でレオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」を見せられながら習った…これぞまさに
『遠近法!』であります。
少しでも広大に見せようとした明治時代の造園技師の工夫なんですね。
ベルサイユ宮殿でも使われているこの技法が世紀を超え国を超え、神宮外苑の森にも隠し技として使われているのでした。
このイチョウ並木のあの美しい紅葉、例年だと11月下旬がピークですが、かれこれ数十年通い慣れた私の予想だと…
この時期でこの程度だといつもより遅く、12月4日にピークを迎えます!
(たぶん…、きっと…、おそらく…)
写真を正面から撮るには日当たりの加減により午前中に撮影するとキレイに撮れますよ。
(上の写真は昨日の11時半くらいでした)
ファン感謝デーは少し早く家を出て、イチョウ並木経由で神宮球場に向かってはいかがでしょう?