電力不足のお話です。
昨日ようやく火力発電所の被災状況が記事になりましたが、福島、茨城の火力発電所は想像通りというか、想像以上の壊滅的被害を受けているようです。
いま計画停電の攻防ラインは3300万キロワット。
休止している発電所を稼動させて、夏までになんとか4700万キロワットまでもっていくと。
ふむふむ、一見良さげなニュース…と思いきや…。
夏の需要のピークはなんと6000万キロワットで冬は5000万キロワット…。
柏崎刈羽原発も火力発電所もずっとフル稼動でいけるわけないし、いずれ定期点検はあるでしょう。
なんだか途方に暮れる数字であります。
どうやら計画停電では賄いきれない需要で、法の元、強制的に工場等の稼働を停止させるかもと。
これは夏~冬~来夏まで続きそうな様相らしい。
人間寒いのは着込んだりしてある程度我慢できますが、暑いのは薄着だけではどうにもこうにも。
今は気温が低いので3時間の計画停電で冷蔵庫の物はまだ使い物になりますが、夏に3時間止めるとなると冷蔵庫の備蓄も傷んでしまいそう。
節電と言っても最近窓の開かない通勤電車も増えてるから冷房をやめてしまうわけにはいかないだろうし。
更には昨夏、熱中症によりお年寄りが家の中で亡くなる記事もありましたが、計画停電の時間帯が暑い時間帯の14時頃からとなるとそんな心配もしなくてはなりません。
今の計画停電ですら信号が停電した交差点で死亡事故が起きていたり、停電中に灯してたロウソクが倒れて火災によりお年寄りが亡くなったり。
計画停電により二次・三次災害で人が亡くなっていると思うと…いたたまれません。
このままの節電、計画停電でいいわけないような気がしていますが、どうしたらいいのやら。